kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

朝日新聞は「隠れ原発推進派」

朝日新聞の一面トップは、東京電力の事故原発が2号機も3号機もメルトダウンしていたという記事だったが、こんなニュースを知っても誰も驚かなかったに違いない。いや、昨夜の「報ステ」で、どうやら原発推進論者だったらしい朝日新聞の五十嵐浩司がメルトダウンに驚いたようなことを言っていたが、この男は本当に外報部のジャーナリストだったのだろうか。海外のメディアは「メルトダウン」を書き立てていたはずだ。

朝日新聞はこの期に及んで腰の定まらない新聞で、世論調査でも変な質問の立て方をする。昨日の紙面に載った質問で一番呆れたのは、「原子力発電を利用することに賛成ですか、反対ですか」という質問だ。結果は賛成が43%(前回50%)、反対36%(前回32%)だった。こういう聞き方だと、「一度に原発を全廃するのではなく、徐々に減らすべきだ」という考えの人も「賛成」と答える可能性がある。そして、結果だけが一人歩きして、たとえば五十嵐浩司に「原発賛成ないし維持派の国民の方が、脱原発・反原発派より多い」と言わせるのだ(以前一度言っていた)。

つまり、朝日新聞は表向きは「脱原発」派に転じているが、「隠れ原発推進派」だと私は見ている。いつ読売・産経の側に再び寝返るか、わかったものではない。

昨日は1980年に大平内閣の不信任案が可決された日だった

朝日新聞4面に民主党小沢一派の倒閣運動の記事が出ている。「小沢系、苦しい『倒閣署名』」という記事で、小沢一派の幹部(記事には明記されていないが山岡賢次と見られる)が主導する倒閣署名の進展がはかばかしくないことが書かれている。昨日の日記で紹介した、毎日新聞の記事と同じ主旨だ。

朝日新聞の記事によると、「自公と小沢ではかつての自自公連立だ」と署名を拒否した議員も複数いるという。当然だろう。

何より論外だと思うのは、これが原発推進勢力同士の野合だということだ。小沢信者は、「小沢さんは『脱原発』だ」と言い張るのだが、小沢はエネルギー政策についてほとんど語らない上、明らかな原発推進勢力である自公と組もうとしている自らの行動について何も説明しない。これでは、小沢一郎自身が今なお原発推進勢力の一員であると断定せざるを得ない。

この時期にこんな動きをするとは、と考えていてふと思い出したのが、31年前の大平内閣不信任案の可決だった。あれはちょうど今頃ではなかったか。そう思って調べてみたら、1980年5月16日。つまり31年前の昨日だった。この時期になるとそれを思い出して条件反射的に行動するのかもしれない。ということは、次に思い出すのは1993年の宮沢内閣不信任案可決だろうか。こちらは6月18日だった。