kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「週刊現代」10月21日号の記事について

きまぐれな日々 週刊現代の記事「安倍晋三は拉致問題を食いものにしている」』を掲載したのは、立花隆さんがコラムで触れていたのに触発されたからだ。この記事の影響だろうと思うが、夕方から急にブログのアクセス数が伸びた。そして、それは深夜2時台まで続いていた。朝、アクセス解析を見て驚いたほどだ。来年の参院選で、民主党から立候補を予定されているとくらさんからもTBをいただいていた(とくらBlog森ゆうこ議員に懲罰動議?」)。
週刊現代」の記事は、普段からお世話になっている美爾依さんの記事の中でも、特にオススメの『カナダde日本語 安倍は総裁選のためにめぐみさんや北朝鮮まで利用している』を連想させるタイトルの記事だったから、雑誌だけは買い込んであったが、ほかに当たりたい資料が山ほどあるので、ブログに載せるつもりはなかったし、そもそも記事を読んでさえいなかった。週刊誌の記事は、書籍や月刊誌の記事と比較すると、信頼性に欠けることが多いので、どうしても軽視しがちになるのだ。だが、国会質疑や立花さんのコラムなどで大騒ぎになったから、急遽雑誌の記事を読み、ブログで取り上げたものだ。
「きまぐれな日々」でも書いたように、「週刊現代」の記事にもとづいて、民主党森ゆうこ議員が国会で質問したのに対して、安倍晋三首相が切れた。テレビでは評論家の伊藤洋一が同様に切れ、ネット検索をしても、多くのブログが森議員を罵倒していた。しかし、立花隆さんは、敢然として「記事はガセネタとは言い切れない」として、安倍首相の説明責任を問うたのだ。
そもそも、どれくらいの人が「週刊現代」の実際の記事を見て、森議員を罵倒し、安倍を擁護しているのだろうか。この記事には、安倍が「金正日に一番近い外国人」とされる崔秀鎮氏(「週刊現代」による)と握手している写真が出ているし、安倍側が崔氏に託した手紙の写真も出ている。つまり、少なくとも安倍が崔氏と会合を持った可能性は極めて高いのだ。会合の内容が、記事が書くように安倍が北朝鮮に媚びまくったものかどうか、そのあたりが不透明なだけだが、自ら創価学会に連絡して、自分から池田大作に会いに行くような安倍の生態(10月9日の「きっこの日記」などを参照)を考えると、北朝鮮にも媚びていた可能性が高いと思える。
2月の民主党議員による「偽メール」事件を引き合いに出しているブロガーも多いが、あの時は、質問に対して小泉純一郎首相がすぐさま「ガセネタだ」と断定した。しかし、今回安倍は記事の真偽については一言も言っていない。これはなぜなのだろう。
自民・公明が森議員の懲罰動議を検討しているなどというのはとんでもない話である。立花隆さんも書いているように、安倍晋三首相には、この件に関する説明責任があると思う。安倍は逃げずに答えるべきだ。