もうちょっと古谷経衡のXについて書いておこうか。なお私は基本的に古谷氏を評価していない。古谷氏の名前でブログ内検索をかけていただければ、氏に対する私の評価がきわめてネガティブであることがよくわかると思う。
これだけは言っておきたい。れいわ新選組の支持者の「一部の」方が、「反緊縮」という一点で三橋貴明氏を好いているようですが、三橋氏は2018年に(当時の)奥さんをぶん殴って警視庁に傷害罪で逮捕されてます。これがきっかけで三橋氏はメディアから消えたのです。…
— 古谷経衡(作家,評論家,社団法人令和政治社会問題研究所所長,株オフィス・トゥー・ワン所属) (@aniotahosyu) 2024年5月4日
全文を以下に引用する。
これだけは言っておきたい。れいわ新選組の支持者の「一部の」方が、「反緊縮」という一点で三橋貴明氏を好いているようですが、三橋氏は2018年に(当時の)奥さんをぶん殴って警視庁に傷害罪で逮捕されてます。これがきっかけで三橋氏はメディアから消えたのです。
それを「財務省に逆らったから見せしめの国策逮捕だ、陰謀だ」などと擁護してたのがチャンネル桜(のちに新党くにもりを結成)界隈です。
三橋氏は確かに昔から反緊縮です。と同時に、「韓国経済は崩壊する」という嫌韓ヘイト本を量産して有名になった人です。
いま韓国経済はどうですか。ひとり頭GDPも最低賃金も日本より上ですよね。
保守界隈にいられなくなったから、れいわ新選組の支持者を相手に本を売ろうとされているのかな(それ自体は悪いことではない)、と私は思います。
こういう事実を全部わかった上で、三橋氏を好きなら、私は何も言いませんが。
妻殴打で逮捕の三橋貴明氏釈放 ブログで一連の“騒動”を謝罪 - スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/01/08/kiji/20180108s00041000224000c.html
URL: https://twitter.com/aniotahosyu/status/1786751956310220887
私は、リベラル系*1泉健太支持者のnaoko氏のTwilogをいつものように眺めていて、下記Xを見つけたので上記古谷氏のXにたどり着いた。
支持者の一部というより代表の山本太郎氏自身が三橋氏を高く評価し、事件後も親密にやりとりしてましたよね。
— naoko (@konahiyo) 2024年5月5日
YouTubeでも共演したり。 https://t.co/YVevF4BhVO
まあそうだったような気もする。私はよく覚えていないけれども山本なら十分にありそうだ。
池戸万作氏の下記Xは明らかに山本や高井崇志に対する皮肉だ。
その後、カウンセリングにも行って、対応したのだから、良いのではないでしょうか。それを言ったら、れいわ新選組の山本太郎代表も、高井たかし幹事長も、過去に問題を起こしたから、ダメな人間だということになってしまいます。れいわ新選組は「何度でもやり直せる社会」を標榜しています。
— 池戸万作@政治経済評論家 (@mansaku_ikedo) 2024年5月4日
それより私と懸念を共有する下記Xを紹介しておきたかった。これが本記事を公開しようと思った理由だ。
百田新党と反百田派の関係、チャンネル桜とくにもりの関係などの記事も含めて、有難うございます。反緊縮は大事重要ですが、今やそれが軍拡に結びつきそうな局面、安易に乗らない注意深さが必要です。ただし私は支持者より議員の「一部の」方のうかつさが心配です。
— 高橋明彦 (@k7l0izwDPl1loDg) 2024年5月4日
上記Xに書かれた下記の文章。これはかねがね私が新選組の政治家や支持層のうちの保守系の人が陥ってしまうのではないかと懸念している罠だ。
反緊縮は大事重要ですが、今やそれが軍拡に結びつきそうな局面、安易に乗らない注意深さが必要です。
こういう指摘ができる新選組支持者の方ならその点では信頼できる。緊縮の定義その他については、上記Xをポストした高橋明彦さんの他のXを見たわけではないのでわからないが。
また、高橋さんは「支持者より議員の『一部の』方のうかつさが心配です」と書いているが、新選組も立民と同じように(ネットではなく一般の)支持層がかなりリベラルであるのに対し、右寄りの議員が結構多い傾向があるように思われる。
なお、このところ党勢が増している新選組だが、新たに支持者になった層は、間違いなく過去のコア層のようなファナティックな要素の少ない人たちが多いのではないかと思っている。共産はもちろん、最近は立民も組織防衛志向が強くて近寄り難いので、それよりは新選組を選ぶ人が多く出てきても不思議ではないとの心証を私は持っている。
課題は、党の代表や国会議員の言っていることが間違っていると思った時に支持者たちがきっちり批判できるかどうかだろう。私は共産はもちろん、立民の支持層もそれがきっちりできているとは考えていない。
なお弊ブログの記事に三橋貴明の名前が初登場したのは2010年1月である。それ以来現在まで弊ブログは一貫して三橋に対して批判的な立場に立ってきた。
*1:最近、立民右派支持層の人たちのXを散見してその(私から見ての)ひどさに呆れたので、naoko氏に言及する時には今後この枕詞をつけることにする。