予想通りとはいえ、補選は残念な結果だった。金正日と日本の大手マスコミにやられた、と言いたいところだが、彼らはこれからも陰に陽に安倍の援護をしてくると覚悟しなければならない。つまり、AbEnd（反安倍）側にはそれを超える戦略が求められるのだ。
ところで、買い込んであって全然読んでなかった「週刊ポスト」9月29日号に、『新政権と「安晋会」の闇を徹底追及・安倍晋三「耐震偽装集金（もうひとつの）人脈」と竹中平蔵「ヒルズ族（裏パーティー）献金疑惑を追う』という記事が出ていて、これに今話題の「アパグループ」による耐震偽装が指摘されているようだ。せっかく買ってたのに、「週刊現代」の記事にばかり気をとられて、うかつにも全然気づかなかった。つまり、もう既に雑誌ジャーナリズムでは指摘済みの疑惑だったのだ。それがこれまで全然追及されなかったのはなぜなのだろう。
これは、ライブドア事件の時にも感じたことで、2月12日、NHKテレビで鳩山由紀夫が「安倍官房長官が投資事業組合にかかわっている」と、名指しで指摘したにもかかわらず、これをニュースとして取り扱った局や新聞社は、一社としてなかった。
いまや、安倍晋三は天皇や創価学会以上の、マスコミのタブーになってしまっている。
