「菊のタブー」（皇室）、「鶴のタブー」（創価学会）、「桜のタブー」（警察）を三大タブーというらしい。私は、統一協会や部落解放同盟（いわゆる「エセ同和」の問題）もタブーだと思っている。たとえば部落解放同盟は兵庫県や広島県などの教育を歪めてきた極左勢力であると考えており、この団体に対する共産党の姿勢を私は支持している。部落解放同盟は極左のくせに、自民党や旧社会党の、利権漁りの好きな政治家と癒着、腐敗しているのである。
一方、統一協会は、下部に極右組織である「勝共連合」を持ち、岸信介や安倍晋太郎といった自民党のタカ派勢力と癒着してきた。統一協会は一時、合同結婚式や霊感商法が騒がれた頃、厳しく批判されたが、いつの間にかタブー化し、岸の孫にして安倍晋太郎の息子である安倍晋三が統一協会に祝電を送っても報じられないし、安倍の数限りないスキャンダルがマスコミに責め立てられることもない。そして、統一協会は、極左国家である北朝鮮と癒着しているといわれているのだ。
極右と極左が手を結ぶほど恐ろしいことはないと思う。そんなものが現代日本最大の「報道のタブー」になっているのだ。背筋が凍る。
