kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

マケインとヒラリーがガソリン減税を唱え、オバマはガソリン減税に反対している

きまぐれな日々 コイズミの時限爆弾「後期高齢者医療制度」が炸裂した (4月17日)で、アメリカではガソリン減税は共和党のマケインが公約し、民主党が反対する新自由主義政策だと指摘した。
ところが、バラク・オバマと激しい指名争いを演じているヒラリー・クリントンは、マケイン同様のガソリン減税推進を公約した。
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899563/news/20080504-OYT1T00137.htm

クリントン氏は1日も、「私は、ガソリンスタンドで料金を払わねばならない庶民の味方」と強調した。

 これに対し、オバマ氏は真っ向から反対だ。減税効果が1世帯当たり約30ドルにとどまる免税措置を、大衆受け狙いの「まやかし」と呼び、税収減少で社会資本整備が遅れ、雇用にも悪影響が出ると指摘している。

(2008年5月4日02時37分 読売新聞)

耳に心地よいのはマケインやクリントンが主張するガソリン減税かもしれないが、私はこれは新自由主義の政策だと考える。クリントンよりもリベラルとされるオバマがガソリン減税を「ポピュリズム政策に過ぎず、社会資本整備や雇用に悪影響を与える」と指摘していることは、福祉国家指向のリベラル政治家として、クリントンよりもオバマに信頼できそうなものを感じさせる。私は、クリントンはやはり新自由主義に親和的な政治家なのではないかとの懸念を拭い切れない。

ひるがえって、日本の民主党はどうか。「ガソリン値下げ隊」に象徴される同党の主張は、私には新自由主義的で上滑りなものにしか思えない。