kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「口の曲がった男」

コナン・ドイルが書いた短編集『シャーロック・ホームズの冒険』(1892年)に、「唇のねじれた男」 (原題:"The Man with the Twisted Lip")という短編がある。

これは、ポプラ社から昭和31年に発行された山中峯太郎の翻案による子供向けの版では、「口の曲がった男」というタイトルになっている。
山中峯太郎の翻案シャーロック・ホームズ(準備編2) - 押入れで独り言

それが、NHKテレビで放映された時には、タイトルが「もう一つの顔」に変えられていた。
http://members.aol.com/bakerst221bhw/vol.18.htm

NHK版の邦題は、原題「唇のねじれた男」が差別的表現につながるから、という理由なんでしょうけどねえ。

たぶん、その通りなのだろう。
いや、別に何が言いたいわけでもない。小学校高学年から中学生の頃、シャーロック・ホームズものに夢中になったことがあって、その中でも第一短編集の『シャーロック・ホームズの冒険』には傑作が揃っていたなあ、また読み返してみたいなあ、と思っただけだ。