kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

アパ懸賞論文の「出来レース」を否定する産経記者・花岡信昭だが...

数日前に公開された、
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/y/133/index.html
に、「政治アナリスト」(笑)の花岡信昭がイイワケ(?)を書いている。

まだこの論文をお読みでない方はぜひ一読されることをお勧めしたい。ここからPDFファイルで見ることができる(アパグループ第一回「真の近現代史観」懸賞論文募集

と、ご丁寧にアパのサイトにリンクを張っていて、田母神俊雄の「論文」を読め、と言っている。たいした自信である。

 筆者は渡部昇一氏を委員長とする審査委員(4人)の一員に指名された。ボランティアである。新聞や雑誌に告知広告は出したものの、「真の近現代史観」という重いテーマだったため、どの程度集まるのか不安だったが、結果的に235点の応募があった。このうち、社内で20数点に絞り、筆者名を削除して CDに収録したものが、まず送られてきた。手書きのものもあって、読み込むのは大変な労力を必要としたが、これを踏まえて、2回の審査委員会が開かれ、応募作品の得点が集計されていき、最終段階で初めて筆者名が明らかにされた。

 高得点となったのが、田母神氏の論文であった。元谷氏が論文を出すよう求めたのではなく、一般の応募と同じように送られてきたため、驚いたという。元谷氏が田母神氏の意向を再確認して最優秀賞に決まった。これが経緯である。

つまり花岡信昭自身が審査員の一人だったということだ。「社内で20数点に絞り」という「社内」とはアパのことなのだろう。なお、個人的には「20数点」という日本語表記にはサブイボが出る(鳥肌が立つ)。

呆れたのはここのくだりである。

 審査対象となった論文の中には、いかにも学術論文スタイルのものや、自身の戦争体験を手記風につづったものなどもあった。審査する側としては、田母神氏の論文はすっと素直に読むことができて、「国家や国民への思い」があふれた内容を高く評価したのだが、政治の世界や一部メディアはこれを許さなかった。

例によって、「はてなブックマーク」のコメントでもあざ笑われている。

2008年11月07日 urbansea 新世界, 産経病  「学術論文スタイル」だとバカにされるアパ作文大会 そりゃ「アインシュタインの予言」まかり通るわい >>審査対象となった論文の中には、いかにも学術論文スタイルのものや…

こんな文章を、産経新聞の大記者にして「政治アナリスト」の花岡信昭センセイが書くことに対して、保守の人たちはもっと危機感を持たなければならないのではなかろうか。