kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「左」から城内実を応援されることに対する「右」の方々の困惑

ふと気づいたのだが、城内実稲田朋美の思想には共通点が多い。城内は、一見社民党の政治家かと思うような言葉を散りばめたウェブページを持つが、稲田も「徴農」を主張して、文革との親近性を指摘された(笑)。つまり、城内が「社民主義もどき」なら、稲田は「極左もどき」というワケだ。その実体は、両者とも「極右」であることは言うまでもない。

今年5月に公開された、
右余極説 城内実氏応援メッセージ
のコメント欄を見ていると、「左」から城内実を応援されることに対する、もともとの城内支持者である「右」の方々の困惑がうかがわれて興味深い。

私は稲田朋美さんと城内さんは思想的に大きな違いはないと思うのですが、一方では城内さんを支持し、もう一方で稲田さんを誹謗中傷なさる喜八さんのお考えとは一体どういうものなのでしょうか?ぜひともお聞きしたいものです。

2008/05/13 (火) 01:45:51 jtake

確かに。城内実 稲田朋美 - Google 検索 で調べてみればわかるが、城内実稲田朋美は実に頻繁に同じ集会に出席するなど、思想的に極めて近い関係にあることがうかがわれる。たとえばこれ。

http://www.ch-sakura.jp/programs/program-info.html?id=1523

今年4月29日に行われた第1部「講演会」の演者が、島村宜伸安倍晋三衛藤晟一中川昭一西村眞悟赤池誠章、林潤、西部邁渡部昇一

翌4月30日に行われた第2部「パネルディスカッション」の討論者が、稲田朋美遠藤浩一城内実佐藤優田久保忠衛

まさに「極右」の「全員集合」と言ってもよい、そうそうたるメンバーである(もっとも平沼赳夫の名前がないが)。

それなのに、『喜八ログ』の管理人は、城内実佐藤優を持ち上げる一方、稲田朋美を「アメリカの手先」と言わんばかりに非難している。摩訶不思議だ。

『右余極説』(ブログ名に「極右」という文字を含むところが潔くて良い)の管理人は書く。

あまり城内さんが左派に歩み寄りすぎると、本来の支持層を失わせることにならないか心配している部分もあります。カイカク派にすりよった安倍首相のように。

まあ、次の選挙に当選することだけを考えるなら、今のような感じでも良いのかもしれませんが、そのずっと先の話として、そういう不安はあると思います。

というか、実は応援サイトや応援メッセージの一部を読んで、私は応援サイトから抜けて個別に応援しようかなと少し思ったこともあるというのが正直なところですが・・・。

まあ、城内氏と稲田氏の大きな違いと言えば、稲田氏のほうが、政治家にむいている、というか、まだうまく立ち回れるんじゃないかという点でしょうかね?郵政選挙で立候補していた時には、カイカクは維新だみたいに言っていましたんで。その後の行動はとてもカイカク支持ではありませんし、小泉チルドレンとも一線を画しているので、当選する方便としてうまいことカイカクを利用していたところがあります。

(中略)

でも、稲田氏も郵政前から議員をやっていたとしたら、たぶん造反組にまわったタイプであるのは間違いないとは思いますが・・・

私とは立場は全く違うが、ブログ主さんの言いたいことはよくわかる。

おそらく城内は、石にかじりついても次回の総選挙で当選したいと思っており、そのためなら自分と正反対の主義主張を持つ人間にもすり寄るという、城内流「マキャベリズム」を発揮しているつもりなのだろう。

そして、当選したら「左」の支持者を切り捨て、改憲と「教育勅語の復活」に邁進するに違いない。なにせ城内は、かつて「教育勅語が存在するのだから、教育基本法の改正などどうでも良い」と発言した男だ。2006年の同法の改正(実は改悪)に骨を折った、「極右政治家」といわれている安倍晋三平沼赳夫らよりもっと「右」の、いわば「超極右」。それが城内実の正体なのである。