kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

コイズミの麻生批判を援用した鳩山由紀夫、コイズミを批判した菅直人

コイズミの麻生批判に対して、民主党でもコメントが割れた。

コイズミの麻生批判を、自らの麻生批判に援用したのが鳩山由紀夫で、麻生がコイズミ内閣の要職についていたことを指摘して、コイズミの「見る目のなさ」を批判したのが菅直人だった。

菅のコイズミ批判にも、コイズミが推進した新自由主義そのものへの批判に至っていなかった弱さはあるが、コイズミの麻生批判を援用して麻生を批判した鳩山は、菅とは比較的にならないほどひどく、新自由主義側からの麻生批判として論難されても仕方のない論法だった。

思い出すのが、コイズミが総理大臣になった時の民主党代表が鳩山だったことだ。鳩山は、コイズミ自民党と「カイカクを競う」路線をとって、2001年の参院選に大敗、翌2002年には民主党の支持率は落ちるところまで落ちた。鳩山が代表を退いたあと、菅が代表を務めた2003年の衆院選と、岡田克也が代表を務めた2004年の参院選では民主党は勝利し、党勢を回復したのだった。