kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「ユダヤ陰謀論」と「レイシズム」へのスルーは許されない

小沢一郎の秘書・大久保隆規氏が逮捕・起訴された件で、反自民ブログ間、特に民主党小沢一郎断固支持の人たちと共産党支持の人たちの間で活発な論争が続けられている。

厳しい緊張関係を持った友誼関係を: 大津留公彦のブログ2 はその一例だが、それ以上にずっと気になっていることがある。

それは、一部の反自民ブログが、声高に「ユダヤ陰謀論」を唱えたり、極右政治家の「レイシズム」的な言説を公然と擁護していることだ。そして、それへの批判が起きても、トラックバック・ピープルの主流の人たちはこれをスルーする。

たとえば、
ヘンリー・オーツ氏が陰謀論を… - Transnational History
や、

評価の仕方(メモ) - Living, Loving, Thinking, Again
のような批判があるけれども、なぜかそれらはスルーされ、「ユダヤ陰謀論」や「レイシズム」についての議論にはならない。

世間一般では、ユダヤ陰謀論者などはネオナチであり、ネット右翼の同類だとみなされているし、それが常識的な感覚だと思う。城内実が国籍法改正問題に関して暴言を吐いた時、自称「中道左派」(笑)の城内は、「単なるネオナチ」だと嘲笑されたものだ。これも常識的な感覚だろう。

ユダヤ陰謀論者やレイシスト(の支持者)は声が大きいし、彼らの中でちょっと文才に長けたライターが書いたブログなどがあると、読者がそれに引っ張られていってしまって、いつしか集団がカルト化してしまう。ネット右翼のブログは一足お先にその状態になったが、「リベラル・左派」のブログまで同じ失敗を犯してはなるまい。「ユダヤ陰謀論」と「レイシズム」の問題から目を背けてはならない。

あまり狭い世界にばかり閉じこもらないことだ。もっとも、中には外の世界に目を向けようと、『博士の独り言』の意見に耳を傾けようとするトンチンカンな人もいるが、右のカルトの意見なんか取り入れたって得られるものなど何一つない。