kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

自民党の援護射撃をしていたのは植草一秀氏の方だった!?

「パージ」など - Living, Loving, Thinking, Again より。

偏向報道」をするマスメディア人材の「パージ」が必要だとブログに書いた植草一秀氏を評して、

普通のblog執筆者なら馬鹿だねということで済ますこともできるかも知れないが、植草は民主党ヴァージョンの(?)竹中平蔵になって、権力に参画する願望を示している。また、上記のエントリーで、植草は勇ましいことを言っているにも拘わらず、具体的にどのような仕方で「パージ」を行うのかを記していない。また、植草は「政権交代」をGHQによる占領に擬えている。この比喩の妥当性は問わないとして、「パージ」という穏やかではないことをぶち上げてしまった以上、その具体的な仕方を記す責任があるだろう。そうでないと、民主党が政権を取ると強制収容所が作られるといった不安が拡がる。こうした不安を煽ることによって、植草は図らずも(自身の好きな言い回しを用いれば)〈自民党の援護射撃〉を行っていることになるだろう。民主党に提案するとすれば、植草一秀とは無関係ですということを宣言することくらいか。

このエントリを読んで大笑いしてしまったが、植草氏を批判したエントリをあげたら、http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/kojitaken/20090714/1247573534 におけるid:waferwader氏のブクマコメントみたいに脊髄反射で「ネット右翼」のタグをつけられるくらい植草氏の影響力は強いから、笑いごとで済ませてはいけないかもしれない。

そもそも、民主党社民党に連なる知識人としてすぐ思いつく榊原英資寺島実郎神野直彦金子勝各氏(民主党寄りから社民党寄りへの順番で並べたつもり)が活字や映像メディアで展開する言論と比較して、アジテーション色が極端に強い植草ブログの論調はいかにも異様だ。植草ブログは、90年代後半から今世紀初頭にかけての経済問題に関する論評には見るべきものがあるが、エントリの大半を占める政局関係の記事は「アジビラ」としか言いようのない代物で、これを民主党系・社民党系の知識人の方々が読んだらどう思うか私には興味があるし、一時期マスメディアの寵児だったこともあり、現在もその当時のブランド力のためか多数の信奉者を持つ植草氏のブログは、学者・評論家や、植草氏に「応援」されている民主党社民党からの批評の洗礼を受ける必要があると私は考えている。

特に社民党オフィシャルページに植草氏が参加した「かんぽの宿」に関する討論会の動画にリンクを張っているから、植草氏の熱烈な応援を受けている民主党ともども、植草ブログの「パージ」宣言について見解を表明する必要があると思うが、いかがか。