植草一秀がまた寝言を言っている。
原口一博前総務相「菅政権は打倒せねばならない」: 植草一秀の『知られざる真実』 より。
私も『月刊日本』に「植草一秀 の「月刊・経済時評」」のタイトルで記事を連載している。次期総選挙が
と
「減税民主」=「正統民主」と国民新党、社民党、「減税日本」を核とする地域政党とによる「減税日本連合」
とによる総決戦になるとの見通しを示した。
なぜ植草の見立てに国民新党と社民党が出てくるのに、「みんなの党」と共産党が無視されているのかも不思議だが、社民党が勝手に「減税日本連合」、すなわち、「強者への逆再分配日本」の仲間にされている。
国民新党の亀井静香代表も、昨年2月に消費税増税論をマスコミがはやし立てた時、消費税は次の総選挙まで議論しないと強く釘を刺しながら、税収を拡充することの必要性を明言した。その言葉は、軽薄に消費税増税論を示唆した菅直人は論外としても、「まず無駄の削減を」としか言えなかった福島瑞穂よりもよほど評価できるものだった。つまり、国民新党も「強者への逆再分配日本」の仲間などではあるまいと私は推測している。
それにもまして、社民党は社会民主主義を標榜する政党だ。そんな社民党が、河村たかしの「減税日本」の同志扱いされているが、とんでもない話である。
日に何万件ものアクセスがある、影響力の大きなブログにこんなことを書かれて、社民党はなぜ黙っているのか。「社民党は社会民主主義の政党であって、『減税真理教』・河村たかしの仲間ではない」となぜすぐに声をあげて反論しないのか。
こんなていたらくだから、社民党は零細政党に成り下がってしまったのである。
植草のこのふざけた記事を読んで私が思い出したのは、社民党の公式ウェブサイトに植草が出てくる動画を掲載したページがいまだに存在することである。
http://www5.sdp.or.jp/policy/policy/post/post090306.htm
社民党はせめて、この動画くらいは削除したらどうだ。国民に「強者への逆再分配日本」への連帯を呼びかける植草一秀なんかが出てくる動画をいつまでも党の公式サイトに載せているようでは、社民党自体も「強者への逆再分配日本」の仲間、あるいは1月に逮捕された「六本木の巫女」が主宰する「夢大陸」の同類*1とみなさざるを得ない。
社民党よ、いい加減に目を覚ませ。