kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「ネットde真実」がリアルの選挙で勝ってしまった兵庫県知事選orz

 兵庫県知事選について書こうとしても、「言葉を失って」しまう。

 とっかかりは、実は私があまり好んでいないoricquen氏の下記Xにしよう。氏には感心しない意見発信も少なくないが、鋭いと思える発信がしばしばある。下記は後者の例だ。

 

 

 安倍晋三は確かに自らポピュリズム的な手法を駆使してネトウヨを言ってみれば養成していた。しかし安倍は同時にエスタブリッシュメント中のエスタブリッシュなので、自らの権威を揺るがすことがないような使い方をしていた。

 今は「玉キッズ」にせよ「斎藤元彦現象」にせよ抑制が全く効かない。

 政局への影響でいえば、維新が息を吹き返す可能性が出てきた。特に、代表が無能な馬場伸幸から、同じく無能ではあるがコロナ禍1年目の2020年に第1波の感染者がたまたま大阪で少なかったことに乗じてポピュリズム戦略でバブル人気を勝ち得た吉村洋文が代表に復帰することで、再び政党支持率が反転上昇する恐れがある。

 吉村は早くも兵庫県議員たちを牽制し、斎藤元彦寄りの立場に回帰しようとしているかのようだ。この吉村は馬場よりもさらに悪質な政治家だと私はみている。

 でも政局の話も書き連ねる気にならない。

 今回衝撃的だったのは、オワコンだとばかり思っていた立花孝志に説得された兵庫県民が少なくなかったらしいことだ。昨夜のnews23を見ていて頭がクラクラした。

 ネットの政治談義ではもう大昔からおなじみの「ネットde真実」と揶揄される人たちがリアルの選挙結果を大きく左右するようになったのだ。2007年の参院選では「ネットに影響力があるなら維新政党・新風9条ネットが二大政党だ」という笑い話があったが、今や「ネットde真実」がリアルの選挙で勝つようになった。

 立花とはどういう人間か。私は「ちだい」氏も好まないが、同氏にもまともな発信がある。下記はその好例だ。

 

 

 上記を受けた下記のポストは特に重要だ。

 

 

 「こういうことをめくられると都合が悪かったというのは立花孝志の妄想」なのだが、その橘の妄想と同様のことを「マズイことになる」とかなんとかコメント欄に書いてきたネトウヨがいたのでコメント欄から締め出している。同人は共同ブログのコメント欄でダブハンをやらかした形跡もある。コメント主がダブハンを使ったかどうかは、ブログ運営者にはコメント発信者のリモートホストIDが通知されるので、それから判断できるのである。もちろん同じ端末を使った別人の発信である可能性などもあるが、それらもひっくるめて「事実上のダブハン」だとはいえる。弊ブログは過去にも似たようなことをやられたことがあって、その時には弊ブログの常連コメンテーターの名を騙るという悪質さだったので、その手口を記事で公開したことがある。もちろん、以上は重大な警告である。

 なお、弊ブログは民民が衆院東京15区補選の公認予定候補者だった高橋茉莉氏の公認が取り消された直後の今年3月1日に下記記事を公開した。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 民民はこの頃にはもうこういう政党だった。

 江東区の極右民民区議・二瓶文隆が発したXは下記。

 

 

 上記Xの全文を読んでも「生活保護の不正受給」の文字はどこにも出てこないが、それを強くほのめかした文章になっている。

 玉木雄一郎は、おそらく二瓶が考えたであろうその思わせぶりな文章をそのまま党のコメントとしたものと思われる。

 今回の衆院選のずっと前から、民民はそういう怪物的な政党になっていた。

 下記suterakusoさんのコメントに同意しないわけにはいかない。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

もう何度か書いていることですが、やはり、公務員系労組は、芳野に対して、脱退も辞さないくらいの勢いで対峙すべきだと思いますね。この選挙は全国の公務員にとって衝撃でしょう。しかし、民民は支持者の大半が斎藤を支持するような政党だと。そんな政党を支援するなんて自殺行為でしょう。あり得ない。

 

 出口調査を見ると、立民と民民の稲村和美対斎藤元彦への投票傾向は、概算で立民が8対3に対して民民が3対8であり、立民支持層の中にも斎藤に投票した人がいれば、民民支持層の中にも稲村氏に投票した人はいる。

 とはいえ、民民は党のおよそ3分の2を玉キッズに乗っ取られた状態にあるのだから、そのような急変を遂げた民民に対する労組の支援は今までのままで良いのかということは問われなければならないだろう。

 そして現状の萌芽は、上記二瓶文隆のXの例に見られる通り、もうだいぶ前から民民党内の脅威として厳に存在したのだ。