kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小泉構造改革を「大いに評価」する自民党候補予定者はわずか11%

毎日の「えらぼーと」回答結果の分析がだいぶ進んできたが、いろいろと面白いことがわかる。

そのうちの1つが、「小泉構造改革」の凋落で、回答の選択肢は「大いに評価」「やや評価」「やや否定」「全否定」の4つなのだが、自民党の候補で「大いに評価する」と答えたのはわずか11%だった。自民党の場合、「やや評価」が圧倒的に多くて71%を占めるが、中には否定的な評価を下している候補予定者もいて、下記5人にいたっては小泉構造改革を「全否定」している。

  • 中根 一幸(埼玉6区)
  • 山口 俊一(徳島2区)
  • 白石 徹(愛媛3区)
  • 古川 禎久(宮崎3区)
  • 野田 毅(九州・沖縄比例ブロック)

また、公明党では小泉構造改革を「大いに評価」すると答えたのは、冬柴鉄三と久保田雅明の2人だけで、他党を見ても、「みんなの党」の山内康一小泉チルドレン)、それに諸派幸福実現党に12人いるだけで、前候補予定者を合計しても47人しかいない。全候補者に占める比率でいうと、わずか4%に過ぎない。

そんな中、社民党民主党から特異な回答をした候補予定者を挙げておく。共産党の全員と社民党のほぼ全員が小泉構造改革を「全否定」する中、社民党の米山昇(新潟2区)だけが「やや否定」を選んでいる。また、民主党はほぼ3分の2の64%が小泉改革を「全否定」、ほぼ3分の1の34%が「やや否定」を選んでいるが、下記の6人だけは「やや評価」を選んでいる(さすがに「大いに評価」は1人もいない)。民主党内のカイカク派の中でも突出した存在として要注意だろう。

  • 高山 智司(埼玉15区)
  • 中後 淳(千葉12区)
  • 平 智之(京都1区)
  • 市村 浩一郎(兵庫6区)
  • 三浦 昇(山口3区)
  • 吉良 州司(大分1区)

この中でも、大分の吉良州司は特に悪名高い人物であり、こういう人には落選してもらいたいのだが、それは極めて難しい情勢だ。