kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

社民の「統一名簿」呼び掛け、小林節氏が拒否(朝日)

この件はこの日記のコメント欄で知った。実は報棄てでヤクルトが読売を相手に、延長12回表に一度は勝ち越しながらその裏にツーアウトランナーなしから逆転サヨナラ負けを喫した(これで東京ドームの読売戦は4戦全敗だよ、まったくだらしない)ことを知ってフテ寝してしまったために、金曜日は開始時刻が遅いNEWS23は見てないので、このニュースが報じられたかどうかは知らない。報棄てではやらなかったのではないかと思う(途中からしか見てないし、真面目に見てなかったので断言はできない)。

http://www.asahi.com/articles/ASJ5F5GYBJ5FUTFK00M.html

社民の「統一名簿」呼び掛け、小林節氏が拒否
高橋健次郎、藤原慎一
2016年5月13日20時51分

 社民党吉田忠智党首が、憲法学者政治団体「国民怒りの声」を設立した小林節・慶応大名誉教授と12日夜に会談し、夏の参院選比例区での「統一名簿」を呼び掛けたが、断られていたことがわかった。党勢が低迷する社民にとって、統一名簿は打開策の一つだったが、民進党との合流検討も含めて見通しが立っていない。

 関係者によると、吉田氏と又市征治幹事長が、小林氏に対し、社民の比例区候補が「国民怒りの声」の統一名簿に参加することを提案。だが小林氏は、小政党の救済には協力できないとして、断ったという。統一名簿は、野党各党の参院比例区候補が、一つの政治団体に名を連ねて選挙に臨む方式で、野党票の分散を防ぐ効果があるとされる。社民側は引き続き、小林氏側に連携を働きかける方針だ。

 吉田氏は会談に先立つ12日の党会合で、統一名簿の可能性に加え、社民を解党した上で民進党との合流を検討する考えも示した。だが、民進岡田克也代表は13日の会見で「党対党(の合流)は、参院選の前は考えにくい」と述べた。統一名簿や民進との合流が実現しなければ、社民は参院選で独自の戦いを迫られるため、党内からは「党首落選も現実味を帯びる」との声があがる。社民の国会議員は5人で、うち参院の吉田氏と福島瑞穂副党首が参院選比例区で改選を迎える。2013年の参院選は、獲得議席が1議席にとどまっている。(高橋健次郎、藤原慎一

朝日新聞デジタルより)


http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160513/1463093731#c1463154480

id:pomme1919 2016/05/14 00:48

私も社民・生活は「国民怒りの声」の統一名簿に加わるのが正論と思っていました。mtcedarさんが紹介されていた志村建世氏のブログはいつも拝見していて時にあまり賛同できないこともあるのですが(小沢一郎をやたら持ち上げたりとか)、このエントリに関しては100%納得でした。
ところが…


社民の「統一名簿」呼び掛け、小林節氏が拒否
http://www.asahi.com/articles/ASJ5F5GYBJ5FUTFK00M.html
(中略=上記朝日新聞デジタルの記事の引用=引用者註)
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う〜ん。小林節氏の狙いがよくわからなくなりました。清新な顔ぶれでまとめたいということなのでしょうか?(後略)


というか、小政党は寄ってくるな、というのでは「国民怒りの声」自体が成立しないと思いますね。要するに小林節氏が「この指止まれ」とやっても、集票力のある人は誰も寄ってこない。従って「国民怒りの声」はお流れになるほかないと思います。

小林節氏が思い描くニーズなんてそんなにありませんよ。少し前にさとうしゅういちさんが書いた記事がよく現状を分析されていると思います。

小林節先生の参院選立候補表明について : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2016年5月9日)より

小林節先生の参院選立候補表明について


参院選については比例区での共闘がことに、小林先生もいらだっていたと伺っています。
他方、選挙区では割合順調に共闘が進んでいます。
とにかく、

  • せっかく進んでいる選挙区での共闘に水を差さないこと。
  • 護憲派の選択肢が増えすぎて、反自民層が迷ってしまうこと。

こうしたことだけは避けてほしいし、避けるべくわたしも努力します。


本社社主は、2013年参院選市民派政党の地域の責任者として闘いました。
その経験から言えば、「民主でもない共産でもない維新でもない選択肢というのを掲げてもなかなか浸透しない」というのが、実感です。普段、本社社主個人を応援してくださる方でも、「断固たる反自民の共産に入れた」という人も結構おられました。


反自民と言えば、民主→民進か共産。そういうイメージでしょう。自民党が嫌だという保守層(というよりネオリベ)層は維新に流れるでしょう。そこらあたりの見極めは大事ではないかと思います。

(以下リンク及び引用略)


「民主でもない共産でもない維新でもない選択肢」は、ただでさえニーズがそれほど多くないニッチのマーケットなのに、それに加えて小政党を排除するなんて言い出したら、100万票の獲得なんか絶対に無理ですよ。小林節氏以外に誰も手を挙げずにおしまいということになると思います。
むしろ、現在では共産党などと共同歩調をとっておられるとお見受けするさとうしゅういちさん(「広島瀬戸内新聞ニュース」)の他の記事で提案されているように、「反自公お・非民共」勢力の結集を目指すべきだと私も思います。そして、小林節氏が拒否するのであれば、小林氏抜きで統一名簿作りを進めるべきでしょう。もちろん小林氏が考えを改めて合流しようとされる場合は共闘すべきです。

以下、さとうしゅういちさんの記事より。

小林節先生、東京選挙区での反自民・非民共統一候補はいかがですか? : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2016年5月10日)より

小林節先生、東京選挙区での反自民・非民共統一候補はいかがですか?


(リンク略)

小林節先生が参院選に出られるという決意を固められたことは敬意を表します。

政策として原発廃止や格差是正、改悪された労働法制を再改正することなど、安保法や立憲主義以外に踏み込んでいる点も大いに賛成です。

そして、選挙に出るなんて今の日本ではそう簡単なことではありません。

しかし、小林先生の狙いを活かすのであれば、比例区ではなく、定数6の東京選挙区で、民進(民主)、共産以外の野党統一候補として出られるのがベターではないかと思うのです。

技術的な話を申し上げると、多くの全国の野党・市民連合候補が小林先生との二連ポスターを使っています。

しかし、比例区で小林先生が出るとなると、小林先生の面積がポスターの3分の1を超えてはいけない。既に張った政治活動用のポスターを貼り替えるなどの手間もバカになりません。

また、比例区よりは、無所属の野党連合候補に「国民怒りの声」公認を出した方がいいのではないか?
1989年の自民党に消費税導入やリクルート事件などの失点があった参院選で、社会、公明、民社が組んで「連合」候補を出しました。労働組合連合の会」が扇の要となったのです。

今回は、「反安保・倍」の学者・市民」が要となって野党共闘候補に公認を出したらいいと思います。

首都東京ではもちろん、小林先生自身が候補者であるべきでしょう。


「国民怒りの声」が野党共闘候補に公認を出したらいい、というのは、「きまぐれな日々」にいただいた杉山真大(id:mtcedar)さんのコメントでも提案されていたかと思います。

怒りと社民党と生活の党と緑の党で統一名簿でいいじゃん : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2016年5月12日)より

怒りと社民党と生活の党と緑の党で統一名簿でいいじゃん

参院選比例は小林節先生の怒り新党社民党と生活の党と緑の党で統一名簿でいいじゃん。」

「小林先生は東京選挙区で出たらTVに映りやすいのでは?」

と思います。


とにかく「反自公お」かつ「非民共」の統一でいいじゃん。


はっきり言って、民進党共産党には、統一名簿に載っかってくる動機はあまりない。


それよりは、「反自公お」かつ「非民共」の層を結集する方がいいのではないか?


「反自公お」「非民共」に、さらに「誰それは気に入らない」「既成政党は嫌い」などなどの理屈を混ぜ込んで、共闘しないから、2013年参院選では緑の党みどりの風も生活の党は共倒れになり、社民党もぼろぼろになったのです。


連合については「だらしない」と思いつつ共産党も「堅すぎる」と感じる層を狙った政党をどうしてもつくりたいという志は止めはしません。


「反自公お」かつ「非民共」の統一名簿が出来ないなら民進共産党以外は野党全滅でしょう。


以上!


一部報道について(コメント) 社民党「民進への合流決定報道」を否定 : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2016年5月12日)より

一部報道について(コメント) 社民党民進への合流決定報道」を否定


やはり、民進党(連合)でもない共産党でもない野党に期待する人々は一定数おられると思います。

その受け皿になるべく、怒り、社民、生活、緑、新社会などによる統一名簿でいいのではないか?

このように思います。

2016年5月12日

一部報道について(コメント)
社会民主党



 本日、一部報道で、社民党が「参議院選挙前に解党し民進党へ合流することを党首会談で打診する」旨報じられたが、本日の常任幹事会では、そのような提案や決定は行っておらず、今回の報道は事実無根である。

 社民党は、国民の期待に応え、安倍政権の暴走を止めるための大きな政治勢力の結集を目指してきた。この立場から来る参議院選挙での野党の最大限の共闘・選挙協力を追求し、比例区における協力も模索してきた。

 本日の常任幹事会では、小林節名誉教授が立ち上げた「国民怒りの声」をはじめとする様々な情勢について意見交換を行ったうえで、参議院選挙の戦い方について議論し意思統一するため、5月末に機関会議を開くことを提案し決定した。その際、統一名簿方式や野党結集を含め様々な意見が出るであろうとの意見もあった。

 いずれにせよ、社民党は来る機関会議において、安倍政権の暴走を止めるため、戦略的な戦い方を決定し、全党が一丸となって戦う態勢を確立する。

以上


http://www5.sdp.or.jp/comment/2016/05/12/一部報道について(コメント)/


「(怒り、)社民、生活、緑、新社会などによる統一名簿」は、ごった煮の「鍋パーティー」といったところでしょうか。あるいは何が入っているかわからない「闇鍋パーティー」かも。

統一名簿の名称はともかく、バラバラに乱立して全滅する愚を避けるべきであるのは当然でしょう。大の小沢一郎嫌いである私でさえ、この際「小沢排除」なんて言っていられないと思います。