kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「小泉劇場」の「刺客」、やった方もやられた方もトンデモ仲間

ちょっと前に、「郵政総選挙」で刺客・小池百合子に追い落とされた小林興起が、ユダヤ陰謀論者であるリチャード・コシミズを頼るまでに落ちぶれたことを当ブログに書いたことがあった。
リチャード・コシミズに頼っていた小林興起 - kojitakenの日記

リチャード・コシミズに頼っていた小林興起

郵政総選挙で小池百合子を刺客に送り込まれて新党日本から立候補するも惨敗した小林興起。その後国民新党に移ったが、同党も辞め、ついに独立党のリチャード・コシミズを頼るまでに落ちぶれていた。

http://richardkoshimizu.at.webry.info/200907/article_4.html

一方で亀井静香は総選挙で勝って連立与党入りを目指しているのに、同じ「抵抗勢力」でも小林はなんという落ちぶれ方だろうか。私は小林は平沼一派入りするのではないかとにらんでいたが、それにさえ加わらなかった。亀井静香らとの差はいったいどこから出てきたのだろうか。

ところが、その小林は先の総選挙で民主党東京ブロックの比例名簿に載って衆院議員に返り咲いた。そして、それどころか、かつて小林を追い落とした小池百合子も、陰謀論に深く侵されていることが発覚した。
陰謀論に染まっていた小池百合子議員 - 玄倉川の岸辺

きっかけになったのは、小池が書いたTwitterであり、一昨日、
小池百合子のTwitterに唖然 - kojitakenの日記
で紹介した通りである。「小泉ファン」を自認する『玄倉川の岸辺』のブログ主は、当初「小池氏自身はジョークのつもりじゃないのか(真意を聞いてみないとわからないけど)」と書いていた*1が、小池自身が書いたメルマガの記事*2を提示されて、論調を改めた。

それにしても、小泉劇場で「刺客」にやった方もやられた方も、同じくらいひどい「トンデモ陰謀論」に侵されているうえ、2人とも衆議院議席を持っているとは、何たるスキャンダルだろう!

しかも、小池は昨年の総裁選に立候補して小泉純一郎の支持を得たばかりか(今年の総選挙で香川1区で落選しながら比例で復活した平井卓也も小池を支持した)、現に今も自民党の広報本部長を務めているのである。過去には、この人物はごく短期間とはいえ防衛大臣も務めていた、いやそればかりか「次期総理大臣候補」と呼ばれたことさえある。背筋が凍る話である。

最近、自民党は「たしかな野党」ですらない、「たしかに野党」ではあるけれど、などと言われている。そう酷評されても仕方ない惨状を、自民党はさらしている。

[追記] (2009.12.2)
リンク先ブログの管理人・玄倉川さん(id:kurokuragawa)からコメント欄にいただいた抗議を受けて、記事を一部変更しました。本エントリの主旨には変更はありません。