kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小林興起擁立で誰からも顧みられなくなった小林節の「国民怒りの声」

今回の参院選毎日新聞は「争点は憲法」、日経は「アベノミクス(ママ)審判選挙再び」との見出しをそれぞれ打つなど、読者を誘導したいメディアが増えているように思う。確かに(毎日新聞の)岸井成格がテレビ(TBS)で言っているように、選挙になると経済のことばかり言わない安倍晋三の真の狙いは明らかに改憲であり、それを阻止するために燃えなければならない参院選であるとは私も思う。しかし、その意欲を著しく殺ぐのは政党や候補者の面々の貧相さだ。

この記事では、もはや誰からも顧みられなくなった「国民怒りの声」を取り上げる。

先週、日記を書く時間がとれなかった頃にいただいたコメントから。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160612/1465696566#c1465799818

id:axfxzo 2016/06/13 15:36

谷のおばちゃんより、小林節の節度がドンドングダグダになっていることを無視できなくなってきた。
宝田明はまあいい。年よりへのアピールであり、到底若者には分からないものだけど。
円より子、ギリギリだろうが、長島なり前原のようなのよりはマシダロウ。
しかし、なんで小林こうき??
多分、右翼の用心棒学者としてやってきたキャリアがなせる交遊関係などと、背に腹変えられぬ御家事情などだろう。しかし、これでは票は逃げてしまう(呆)。
これで、誠に気にくわないが、福島みずほと比例で投票せざるを得なくなりましたな。
あれでも、世の中があっと驚き、無党派が投票したくなるようなかくし球があるのかもだが、その可能性は低かろう。
さらに言えば、野党候補者の救命浮き輪みたいになりたくないと述べてもいたが、そうした浮き輪にもなれそうになくなってきていないか?
少なくとも小林こうきはバッドすぎるチョイス(笑)。
小林こうきに、日本国憲法を遵守する印象は持てない。


http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160612/1465696566#c1465837242
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160612/1465696566#c1465957356
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160612/1465696566#c1465961345

id:pomme1919 2016/06/14 02:00

小林興起には私もがっくりしました。まあ、「怒りの声」が当初の期待とはほど遠いしょぼいものになりそうとは、先日の候補者発表ではっきりしましたが、いくらなんでも小林興起とは…。この人、一時河村たかしの「減税日本」にも所属していましたよね。その後、「未来の党」から衆院に出て落選、とにかく選挙に出るたび所属政党が変わる人です。こんな人を候補者にした時点で「怒りの声」も「減税日本」や「未来の党」並みであることを露呈したようなものですね。


2016/06/15 11:22
ついでに三宅洋平も東京選挙区に立候補。山本太郎が全面的に応援だそうです。
http://yamamototaro.org


2016/06/15 12:29
というわけで、東京選挙区6議席目候補は、田中康夫小林興起三宅洋平増山麗奈と『リベラル』(二重括弧付き)が乱立するわけで、結局元ビーチバレーの選手だかの自民候補が当選してしまうでしょう。こんな事なら小林節自らが立てばいいのに。むざむざ貴重な一議席獲得のチャンスを捨ててるも同然と思うのですが。


小林興起が「国民怒りの声」から出馬するのではないかとの観測は、実は正式発表されるよりずっと前からありました。私は「それをやっちゃあおしまいだよなあ」と思っていましたが、朝日のベタ記事か何かでそれが現実になったことを知った時、「あちゃー。小林節ヲワタ」と思いましたね。

小林節が「野党候補者の救命浮き輪みたいになりたくない」と言っていたとは、今となっては失笑もので、浮き輪どころか木屑でしょう。つかまりどころもなくて海の藻屑一直線。

「国民怒りの声」は結局82歳の宝田明にも逃げられちゃいました。宝田氏は晩節を汚さずに済んで、氏にとっては良かったのではないかと思います。

そもそも、民進党が統一名簿に乗ってくれないのなら社民や生活とは組まずに独自で戦うというコンセプト自体が筋が通ってないんですよね。既成政党色がついたら票が逃げるとか言いながら、その実最初は民進党をあてにしていたわけですから。

小林興起を担ぐに至っては、何考えてるんだよの一言。「小林興起」で日記内検索をかけてみると、これまでもさんざんなことを書いてきました。

衆院選後「日本未来の党」はこんな政党になる! - kojitakenの日記(2012年12月8日)より

(前略)
東海(の「日本未来の党」候補=引用者註)。極右の牧義夫と小沢側近の鈴木克昌が選挙区で勝ってしまえば、比例区で当選するのは佐藤夕子(愛知1)と思われるが、2人目が皆目見当もつかない。まさかの小林興起(愛知13区)だけは勘弁してもらいたいものだが。牧義夫については過去に下記の記事を書いた。

佐藤夕子河村たかしの元秘書にして、減税日本最初の国会議員だった。だから当然過激な新自由主義系に属する。

小林興起については下記の2本をあげておく。

(後略)


2009年の「政権交代選挙」で小沢一郎に拾ってもらう直前には、悪名高い陰謀論者であるリチャード・コシミズ(輿水正)を頼るまでに落ちぶれ、その後「石原新党に入るために減税日本に入り」、減税日本日本未来の党と合流したことによって日本未来の党から立候補して惨敗した小林興起小林興起とは、「石原直系」を自認して憚らない極右政治家にほかなりません。「立憲主義」とは何の関係もないどころか、人治主義の権化ともいえる独裁者・石原慎太郎に心酔しているんだから、真面目に立憲主義について考える人間であれば、「国民怒りの党」など投票の選択肢から外して当然でしょう。むしろ小林節が「立憲主義」の看板を汚したことを強く批判すべきであるとさえ思います。「崩壊の時代」の特徴として、多くの人間が次々と、いくつかある選択肢から(魅入られたように)最悪の選択肢を選んで転落していく、「転落の連鎖」とでもいうべき現象が見られるのではないかと思っていますが、小林節の行動などもその典型例といえるかと思います。

ついでに書いておくと、小林興起は「日本維新の会」(もちろん橋下が共同代表だった時代のそれ)入りを画策したこともありました。結局振られましたが。


まあなんですね、東京選挙区では小林興起の得票は、田中康夫にも三宅洋平にも増山麗奈にも及ばないことは間違いありません。私が小林興起のライバルと目しているのは、幸福実現党のトクマです。東京選挙区もそうですが、比例代表でも国民怒りの声と幸福実現党の得票はどっこいどっこいなのでは?

そういえば、幸福実現党で思い出しましたが、東京都知事選候補として名前が上がったことに満更でもなさそうにニヤニヤしていた小池百合子は2009年の「政権交代総選挙」で猛烈な逆風を受け、猫の手も借りたいとばかりに幸福実現党とのコラボ(「自幸共闘」)をやらかした過去があります。


まあさすがに自民党もいくらなんでも小池百合子都知事選候補に担ぐとは思いませんが、トクマは参院選で供託金を没収された直後に都知事選にも立候補してまた供託金を没収されるのだろうか、などと思う今日この頃なのでありました。