今年も「9・11」がやってきた。「9・11はヤラセだよ」と主張する人たちは、今年もどこかで気勢を上げているのだろうか。
古くは、1973年のチリのクーデターも9・11だったが、あの「郵政総選挙」も9・11だった。
あの選挙で、自民党が放った刺客・小池百合子に惨敗した小林興起は民主党に拾われ、比例名簿の記載順位はかなり下位だったが、歴史的な民主党圧勝の選挙で議席を回復した。だが次回は落選だろう。
その小林は、落選後、国民新党に移ったが、同党も辞め、ついに独立党のリチャード・コシミズを頼るまでに落ちぶれていたことを、昨年7月に当ブログで記事にした*1。ところがその直後、小沢一郎が小林に救いの手を差し伸べたのである。
私は、要らんことするなよと小沢に呆れたものだが、その大恩がある小林は、もちろん今回の民主党代表選で小沢を支持している。
そして、注目の藤田幸久だが、一時どこかで小沢一郎支持との報道を見たことがあり、やはり極右ともどもトンデモに人気があるのは小沢なのかと思ったが、今朝の朝日新聞の記事では菅支持にも小沢支持にも名を連ねていなかった。藤田のブログを見ると、鳩山グループであるらしい藤田が、菅から小沢へと心変わりした鳩山の判断を必ずしも支持しなかったらしいことがわかる。
http://www.election.ne.jp/10870/84134.html
陰謀論者らしからぬ優柔不断さに驚くが、「9・11」の今日のエントリでは小沢一郎を持ち上げている。
http://www.election.ne.jp/10870/84211.html
しかし、それにもかかわらず、このエントリを見ても、藤田自身は相変わらず小沢支持とも菅支持とも言っていないのである。「9・11」に態度を表明しないくらいだから、最後まで態度を表明しないつもりなのだろうか。
