kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

池田香代子は「護憲派」を代表する電波ブロガーなのか

今朝公開した『きまぐれな日々』*1にも、池田香代子さんを批判する文章を挿入したが、今日は池田さんが書いた全く違う趣向の記事が話題になっている。

池田香代子ブログ : 熊にドングリを - ライブドアブログ


この記事についた「はてなブックマーク」が、ブーイングの嵐なのである。

http://b.hatena.ne.jp/entry/blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51494187.html


問題になったのは、池田さんのブログ記事の下記の箇所。

大新聞には、熊が異常に増えていること、狩猟人口が減っていることが、熊の異常な出没の原因だ、と書かれているそうです。でもこれはとんでもない誤報だと、「日本熊森協会」さんに教えていただきました。こちらの団体は、数年前にも、熊にドングリを、と全国に呼びかけ、大量のエサを山に運びました。もちろん今年もです。お宅の柿の木は、実をつけていませんか? お庭にドングリの実は落ちていませんか? ぜひ、山の熊たちにプレゼントしてあげてください。私は、なにしろ庭の柿もどんぐりも実が成らなかったので、したくてもできないのです。

「くまもり」さんのサイト(こちら)やブログ(こちら)を読むと、その活動に胸が熱くなります。同時に、環境省のやる気のなさには、怒りを通りこして唖然としてしまいます。つい数日前まで、生物多様性条約 COP10を主催していたお役所とは思えません。熊は、この列島の生態系の頂点に位置する、生態系の王者です。この大型動物が今年すでに2120頭も「駆除」されているのです(9月末現在)。また「クマ」という古語は奥まった隠れたところを意味し、それはすなわち神威、聖なるものを意味します。熊野、熊本、阿武隈などの地名も、そうした古代信仰に関係しています。クマは、この列島にいにしえから暮らしてきた人びとにとって、カミそのものなのです。環境省は、この列島の自然のカミをなんと心得る。

熊と人が共生するには、森のありかたそのものを根っこから考え直すことが急務です。でも、とにかく今年の熊たちの飢えを救わねば。送り先、送り方など、「くまもり」さんにお問い合わせのうえ、どうかよろしくお願いします。


池田香代子さんという人は、ずいぶんな感激屋さんらしくて、最近では鳩山由紀夫小沢一郎への並々ならぬ思い入れをブログの文章に込めていた。

そのことには今日はこれ以上触れないが、今日池田さんが熱烈な支持を表明した「日本熊森協会」というのが、問題含みな団体らしいのだ。

ちょっとネット検索をかけてみて見つけたエントリを、いくつか紹介しておく。

最初のリンク先記事では、熊森協会がプレゼントしたドングリを、ネズミやリス等が食べてしまい、小動物の異常繁殖を招いたことなどが書かれている。しかも、「熊は落ちている木の実は食べない」のだそうだ。

2番目のリンク先記事は、特にコメント欄に注目されたい。コメンテーターの方は、

独自の視点から推論を立てて被害者はハンターのみであり自業自得と言い切る姿勢は熊と人間どっち大切なのか?

と書いているが、これは私が池田さんの記事を読んで感じたことでもあった。

また、3番目のリンク先記事で、「日本熊森協会」のメンバーが「ニセ科学」にはまっているという指摘にも注目した。

こんな団体を手放しで賛美し、宣伝に努めているのが池田香代子さんということらしい。いったい、池田香代子さんとは「護憲派」を代表する電波ブロガーなのだろうか。

「小沢信者にトンデモはよく似合う」などという冗談ではすまされない問題を感じる。池田さんは、ブログを書いているご自身を見つめ直された方が良いのではないか。