kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「米軍基地の関空受け入れ」発言をあっさり撤回した橋下徹

毎日放送(大阪)の報道より。
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE101130161000410679.shtml

沖縄県知事関空視察」 橋下知事“基地受け入れ論議”撤回

 再選を果たしたばかりの沖縄県の仲井真知事が、米軍基地の移設先として関西空港を視察する意向を示しました。基地受け入れの可能性にも触れた橋下知事の呼び掛けに応じたいとする仲井真知事ですが、当の橋下知事は30日朝、以前の発言をあっさり撤回しました。

 28日、仲井真弘多知事が再選された沖縄県知事選挙。

 普天間基地の移設問題はどうなるのか。

 日本とアメリカの両政府は今後の知事の行動に注目しています。

 そして選挙翌日の記者会見、仲井真知事は公約に掲げた基地の県外移設を主張し、その候補のひとつとして関西空港を挙げました。

 「橋下知事が大阪の『関空』どうかとおっしゃっているから、1回見て来ようかと思っている」(沖縄県仲井真弘多知事)

 沖縄県の人たちの悲願、普天間の県外移設。

 この思いを背負った仲井真知事は、橋下知事の過去の発言を重視していたのです。

 「ONE FOR ALL、ALL FOR ONE。沖縄は日本のために、日本は沖縄のために」(大阪府橋下徹知事〜去年12月)
 「沖縄県やその他の県のみなさんの犠牲のもとに、大阪府民は安全をただ乗りしている。話をふっていただければ、できる限りのことはしたい」(大阪府 橋下徹知事〜今年5月)

 日米の合意が前提としながらも事実上、関空での受け入れの検討を表明していました。

 仲井真知事の関空視察への対応が注目された、30日朝の会見。

 ところが―

 「関空は残念ながら伊丹と統合して、民間に売却するという話でスタートしてる」(大阪府橋下徹知事)

 橋下知事は、関空伊丹空港と一体運営し、株式を民間に売却する方針が決まったので、「関空ではなく神戸空港を見て欲しい」と主張を一転させたのです。

 「先行きが全く見えない空港は神戸空港ですから、先行きはまったく見えませんから、仲井真知事には見ていただきたい」(大阪府橋下徹知事)

 大阪に住む沖縄出身の人たちは…。

 「最初に発言したのはただのパフォーマンスだったのか」(沖縄出身の人)
 「実現不可能だろうと最初から思っていたので言えた。そういう計算をしていると問題じゃないか」(沖縄出身の人)

 そして、突然、基地の移設先として名指しされた神戸市民は…。

 「無茶苦茶や。そんなことしてもらったら大変。絶対許されへんな」(神戸市民)
 「発想自体わからない。売名行為にしか見えない」(神戸市民)

 橋下知事は「政治状況は日々刻々と変化している」と釈明しますが、米軍の基地移設というデリケートな問題について軽率に論じ過ぎとのそしりを免れないのではないでしょうか。

(毎日放送 2010年11月30日 23:52)


毎日放送は橋下と激しく対立する平松大阪市長の出身企業とはいえ、大阪の放送局でも橋下批判の報道をすることもあるらしい。

このニュースは、大阪に住む沖縄出身者と神戸市民の声を取り上げているが、橋下を支持する大阪府民はこの声をどう受け止めるのか。

そして、こんな橋下とタッグを組んでいる河村たかしや、橋下に秋波を送る原口一博を、小沢信者はどう考えているのか。

いや、彼らが何も答えないことはわかっているのだが...