http://www.asahi.com/politics/update/0215/NGY201202140036.html
橋下氏の船中八策「方向性は歓迎」 大村・河村氏が賛意
橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」がまとめた次期衆院選向けの公約集「船中八策」の骨格について、大村秀章愛知県知事と河村たかし名古屋市長は14日、記者団の質問にそれぞれ答え、維新の会が打ち出す政策の方向性に賛同する考えを示した。
大村知事は、船中八策に「地域の事情に合った大都市制度の創設」が盛り込まれていることを挙げ、「一番のポイントは大都市の自立、独立と道州制」と指摘。その上で、「大方の政策の方向性は歓迎できる」と述べた。
河村市長は、船中八策の「たたき台」を独自に入手して読んだと明かした上で、「根本的な政策の流れはまったく同じだと言っていい」と強調した。ただ、自ら反対を唱えている「国民総背番号制の導入」が骨格に盛り込まれていることについて今後、維新の会側と議論するという。
(朝日新聞デジタル 2012年2月15日0時20分)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120216-OYT1T00138.htm
橋下市長に翻弄されっぱなし…河村市長らを批判
大阪市の橋下徹市長が減税批判に続き、今度は「何をしたいのかはっきりしない。考え直した方がいい」と、中京都構想に苦言を呈した。
先月末に河村たかし名古屋市長の減税を批判し、次期衆院選での連携にも難色を示した橋下市長。今後の連携を模索する愛知県の大村秀章知事と河村市長は、「中京都の議論はこれから」と強調し、橋下市長の顔色をうかがうが、そんな2人の姿勢に既成政党からは厳しい批判の声が上がる。
大村、河村両氏が矢継ぎ早に踏み絵を迫られた形だが、民主党県連の黒川節男幹事長は「中京都構想は、昨年2月の選挙で橋下市長と連携するために持ち出したもので、そもそも構想自体に中身があったかどうか疑問。そこを橋下市長に見透かされ、表面だけ取り繕っている」とバッサリ。自民党県連の幹部も「橋下市長に翻弄されっぱなし。今後の連携ありきでこの地域の将来像を議論するなら本末転倒だ」と批判している。
(2012年2月16日08時10分 読売新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/0215/NGY201202150022.html
橋下氏、中京都構想に苦言 河村氏ら「大阪と風土違う」
大村秀章愛知県知事と河村たかし名古屋市長が推し進める「中京都構想」について、橋下徹大阪市長は15日、記者団に「少し考え直された方が良い。何をやるか、はっきりしていないと感じる」と苦言を呈した。大村、河村両氏はともに、地域事情を踏まえて独自の都構想を進める方針を示した。
中京都構想は9日に、方向性を議論する「独立戦略本部」が初会合を開いたが、大阪市の特別自治区への再編を目指す大阪都構想に比べ、中京都は名古屋市の解体を前提としないなど統治機構の見直しには踏み込んでいない。このため、橋下市長は「愛知県、名古屋市がそのままで、自治体が話し合いましょうというのは、『中京都構想』じゃなくて、どこの自治体でもやっている」とした上で「自治体の姿を変えるところまで踏み込まないと、大阪、東京にも伝わっていかない」と見直しを求めた。
橋下氏の発言を受け、大村氏は記者団に対し、「橋下氏と先ほど電話し『中京都は愛知、名古屋の合体ということでやっている』と伝えた。枠組みは地域の事情に応じ、いろいろある」と説明した。
また、河村氏も「名古屋は大阪と風土が違い、都市の解体を望んでいないと思う。ただ、尾張名古屋共和国構想は400万人都市のトップを1人にするという統治機構を変えるもの。大阪との連携は今後も考えていきたい」と話した。
(朝日新聞デジタル 2012年2月15日17時1分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120215k0000e010180000c.html
大村知事:橋下市長発言に「苦言ではない」と蜜月関係強調
中京都構想に苦言を呈した橋下徹大阪市長の発言について、愛知県の大村秀章知事は15日、報道陣の取材に「橋下さんと電話で話したが、話の流れの中で出たもので、苦言という意味ではなかった」と説明。その上で「愛知県と名古屋市を合体して世界と戦える大都市を目指すという考えは1年以上前から変わらない。橋下さんとも大阪都、中京都で頑張っていこうと話した」と蜜月関係を強調した。
一方、名古屋市の河村たかし市長は同日、記者団に「大阪、東京と違って、名古屋人はでかい都市にしてくれ、尾張名古屋藩を再興してくれという気持ちが強い。(人口400万人の)日本一の大都市にして県を解体していく」と述べ、「尾張名古屋共和国構想」を進める方針を改めて示した。【加藤潔、三木幸治】
毎日新聞 2012年2月15日 13時56分(最終更新 2月15日 14時16分)
どんなにつれなくされても橋下にすり寄る河村の姿は哀れを誘う。河村のバックにいる小沢一郎の渋面が目に浮かぶようだ(笑)。