またしても「権力亡者」どもがうごめいているようだ。
大村知事「中京維新の会」設立表明 河村氏は反発 :日本経済新聞
大村知事「中京維新の会」設立表明 河村氏は反発
愛知県の大村秀章知事は10日、政治団体「中京維新の会」を設立し、次の衆院選挙に候補者を擁立する考えを表明した。大村知事は記者団に、大阪市の橋下徹市長が率いる「大阪維新の会」との連携について「今後政策面を中心に協議をしていきたい」と述べた。
一方、名古屋市の河村たかし市長は同日コメントを出し、「まったく知らされていない。このようなやり方は信じられない」と不快感を表した。「大阪維新の会」との連携についても「大阪維新の会とは連絡を取り合っているが、このような連携はあり得ない」と懐疑的な見方を示した。
大村知事は記者団への説明で、「与党と野党第1党が結託してマニフェストを置き去りにして消費増税だけをやるという政治が本当にいいのか」と国会の現状を批判。政策については「現在中身を詰めているところで、近いうちに発表する機会をつくりたい」と述べた。
(日本経済新聞 2012/8/10 12:34)
またかと思う。かつての「自民党の年金問題の切り札」*1・大村秀章は、一昨年自民党を裏切って河村たかしと組んだが、河村たかしが橋下徹にいまいち良く思われていないのを見て取ると、しばしば河村を出し抜いて橋下や石原慎太郎を組もうと企み、その都度河村が「不快感」を表明するパターンだ。なにせ河村たかしは橋下徹に「減税日本」の党名に掲げた一丁目一番地の看板政策を降ろさせられるという煮え湯を飲まされている。その橋下にすり寄る大村に対して、河村の内心でははらわたが煮えくりかえっているに違いない。「俺はこれほどまでにも恥を忍んで橋下にゴマをすっているのに、自分を出し抜こうなんて何たるやつ」というわけだ。間違いなく河村は怒り心頭、その怒りの湯気の立ち方は半端ではあるまい。