kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

飯田哲也は「野ダメ」批判の前にやるべきことがあるんじゃないか。

飯田哲也Twitterより。


https://twitter.com/#!/iidatetsunari/status/207990014771077120

【再稼働暴走内閣2】「関係自治体の理解得られた」←得られていない、「安全性ありき」←何も確認されていない、「経済が持たない」←節電・広域連携で対応できる・・知性のカケラもない、野ダメ首相


「野ダメ」という(私もよく使う)表記を用い、「知性のカケラもない」と批判するのはまあ良いだろう。私も反対はしない。しかし、飯田哲也はその前にやることがあるのではないか。


http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012053190123317.html

橋下市長、大飯再稼働「事実上容認」


 大阪市橋下徹市長は31日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働に関し、夏の電力不足を乗り切るための一時的な再稼働に限るとした上で「事実上の容認だ」と初めて明言した。市役所で記者団に述べた。(以下略)

中日新聞 2012年5月31日 12時33分=共同通信配信の記事)


橋下の盟友・松井一郎はこんなことを言っている。


http://mainichi.jp/select/news/20120531k0000e010187000c.html

大飯再稼働:松井知事「容認していない」


 大阪府松井一郎知事は31日、記者団に、関西電力大飯原発の再稼働に関し、「関西広域連合を再稼働のアリバイ作りに使われた思いだ。僕は容認したのでも理解したのでもなく、(再稼働16件までの)プロセスが不十分だと言い続けている」と述べ、広域連合から大筋で理解を得られたとする政府の判断に不快感を示した。広域連合が発表した声明についても「どこにも『容認』とは書いていない」と述べ、「事実上容認」とした橋下徹大阪市長との食い違いを見せた。また、「(秋には)電力が足りているのに(大飯原発を)動かし続けるのか(野田佳彦首相に)聞きたい」と述べ、再稼働はあくまで期間を限定すべきだとの考えを示した。【熊谷豪】

毎日新聞 2012年05月31日 13時17分(最終更新 05月31日 13時39分)


再稼働を熱心に主張していた読売の解説記事は下記。


http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120531-OYT1T00184.htm

橋下市長の理解が決め手、大飯再稼働へ急展開


 関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)が再稼働する見通しとなったのは、関西広域連合が容認の姿勢に転じたことが最大の理由だ。

 電力不足による市民生活や経済への打撃が無視できないとの判断に傾いたとみられる。全国の他の原発の再稼働はなお見通せておらず、電力危機はまだ去ったとは言えない。

 関西広域連合が事実上の再稼働容認に転じた声明文について、首長たちは水面下で文案調整を続けた。

 30日午後3時頃、鳥取県で開かれた広域連合の首長会合を終えた井戸敏三連合長(兵庫県知事)から、大阪市役所の橋下徹市長に電話がかかった。公務のため首長会合を欠席した橋下市長に声明案についての意見を求めるためだった。

 関係者によると、橋下市長は、「限定的」との表現を加えることにはこだわったが、最大公約数で声明をまとめることには反対しなかった。再稼働批判の急先鋒(せんぽう)だった橋下市長が理解を示したことで、一気に再稼働容認への流れができた。

 前日午後、井戸知事は再稼働容認に含みを持たせた声明案を各首長に打診していたが、「細野原発相の説明を聞いたその日に声明を出せば『出来レース』になる」などの慎重論が相次ぎ、見送りになった。

 ところが、関係閣僚会合が30日夜に開かれるとの一報が飛び込み、事態は急転。首長たちは「政府判断の前に広域連合の意見を示さないといけない」(山田啓二京都府知事)との考えでまとまった。非公開の打ち合わせで文面を調整し、この日夕の公表にこぎつけた。橋下市長は声明発表後の報道陣の取材に「知事、市長には(原発を)動かさざるを得ないという考えの人もいる。だが、暫定的な基準に基づく暫定的な安全判断に過ぎないという考えは一致している」と語った。

(2012年5月31日07時19分 読売新聞)


飯田哲也よ、なぜ黙っている。氏の「野ダメ」批判は「真に批判されるべき者」への批判の矢をそらせようとしているようにしか私には見えない。「野ダメ」が原発推進派であるのは何も今に始まった話ではない。前から原発を再稼働させたくてさせたくてたまらなかった「野ダメ」の背中を押したのは、いったい誰なのか。