kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

橋下が「野ダメ」政権の姿勢を「評価」したらしい(笑)

このニュースには吹いた。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120601/t10015548751000.html

橋下市長 原発で民主と対決撤回も


関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡って、大阪維新の会を率いる大阪市の橋下市長は、野田政権の姿勢は評価できる点があるとして、次の衆議院選挙で、原発問題で民主党と対決するとした方針を撤回する可能性が高いという考えを明らかにしました。

関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡って、大阪維新の会は、ことし4月、「野田政権の対応は拙速で大きな問題がある」などとして、民主党との対決姿勢を掲げて次の衆議院選挙に臨む方針を確認しました。
しかし、先月31日、大飯原発の運転再開を「事実上容認する」とした橋下市長は、1日、「反対し続けなかったことに責任を感じている。負けたと思われてもしかたない」と述べています。
そして、橋下市長は1日夜、記者団に対し「暫定的な安全判断なのに、政府は原発の安全を宣言し、国民をだましたということで政権の在り方としておかしいと言ってきた。今回、細野大臣が、暫定的な基準による暫定的な安全判断だということを真正面から認めたとなれば、前提事実がなくなる」と述べました。
そのうえで、橋下市長は「大阪維新の会としても、以前に決めた方針というものが変わる可能性は大いにある」と述べ、原発問題で民主党と対決するとした方針を撤回する可能性が高いという考えを明らかにしました。

NHKニュース 2012年6月1日 21時19分)


橋下はまたもブレーンの飯田哲也の顔に泥を塗った。飯田哲也Twitterを思い出しておこう。


https://twitter.com/#!/iidatetsunari/status/207990014771077120

【再稼働暴走内閣2】「関係自治体の理解得られた」←得られていない、「安全性ありき」←何も確認されていない、「経済が持たない」←節電・広域連携で対応できる・・知性のカケラもない、野ダメ首相


その「知性のカケラもない『野ダメ』」を、橋下は評価して見せたのだ。


飯田哲也は今日、必死にTwitterを連発してまで橋下をかばって見せた。
飯田哲也氏 【橋下市長の「事実上の容認」の背景と真相】 - Togetter


そのTwitterの中身たるや、「陰謀論」のオンパレード。つい最近、早川由紀夫陰謀論エントリに唖然としたことを思い出したが(早川由紀夫、ついに「陰謀論者」であることを自白(笑) - kojitakenの日記)、飯田哲也だって負けてはいない。

そんなにまでして必死に橋下をかばったのに、橋下は「野田政権の姿勢は評価できる点がある」などと言うのだから、さしもの飯田センセもはらわたが煮えくり返っているのではないかと推察する。


それにしても、橋下の

「暫定的な安全判断なのに、政府は原発の安全を宣言し、国民をだましたということで政権の在り方としておかしいと言ってきた。今回、細野大臣が、暫定的な基準による暫定的な安全判断だということを真正面から認めたとなれば、前提事実がなくなる」

という発言は全く意味不明だ。「暫定的な安全判断」でしかないのであれば、昨年大事故を起こしたばかりの原発の再稼働などできないというのが普通のロジックだ。何度も書くけれども、事故対策が緊急の課題になっている製造ラインで「正式な安全判断はしてないけど、とりあえず運転するよ」などという妄言を吐くことは、「普通の」民間企業では決して許されない。

飯田哲也は、こんな橋下の発言もおかしいとは思わないのか。さすがはかつて「原子力ムラ」の住民だっただけのことはある。