kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

橋下と野村修也を痛烈に批判するブログ記事をご紹介

昨日(11日)、注目したのは下記のブログ記事。動画などのリンクを除いて下記に引用する。


野村修也氏「菅首相が吉田所長に電話したから原発事故拡大」←野田民主党と橋下維新の会の原発推進二人三脚 - Everyone says I love you !

野田政権の大飯原発再稼動に、橋下大阪市長がお墨付きを与えたのにはあきれはてました。

2012年5月31日、関西電力大飯原子力発電所の運転再開を「事実上容認する」とした橋下大阪市長は、翌6月1日、

「反対し続けなかったことに責任を感じている。正直、負けたと思われてもしかたない」

と述べ、野田民主党への屈服を認めました。さらに

「暫定的な安全判断なのに、政府は原発の安全を宣言し、国民をだましたということで政権の在り方としておかしいと言ってきた。今回、細野大臣が、暫定的な基準による暫定的な安全判断だということを真正面から認めたとなれば、前提事実がなくなる」

大阪維新の会としても、以前に決めた方針というものが変わる可能性は大いにある」

と述べ、原発問題で民主党と対決するとした方針を撤回するつもりだという考えを明らかにしました。

なんとまあ、絶妙の連係プレイ。さすが、橋下大阪推進の会。
野田民主党政権にさえ負けて、橋下原発推進の会だとばれた橋下維新の会は、必ず「弱い者イジメ」に走る


さらに、さらに、橋下維新の会がお願いした大阪府市特別顧問の野村修也中央大学ロースクール教授・弁護士(現在、第二東京弁護士会懲戒請求審査中)が、またも、かましました。

「官邸の過剰な介入」原発事故の避難に混乱招く


 東京電力福島第一原子力発電所事故を検証する国会の「事故調査委員会」(黒川清委員長)は9日、国会内で会合を開き、最終報告書に向けた論点を整理した。菅前首相をはじめ、首相官邸による過剰な現場介入が事故対応の妨げとなるとともに、官邸の初動の遅れが住民避難の混乱拡大を招いたと結論づけた。6月末に衆参両院議長に提出する最終報告書でも、事故対応の混乱の最大の責任は官邸にあった、と結論づけられる公算が大きくなった。

 会合では、野村修也委員(中央大法科大学院教授)が最終報告書の中核となる6項目の論点を説明し、異論なく了承された。

 第一の論点は「官邸の過剰な介入」だ。野村氏は、「官邸関係者から頻繁に電話が入り、場違いな初歩的質問で、現場対応にあたる者が余分な労力を割かれた。官邸の頻繁な介入が、(現場の)指揮命令系統を混乱させた」と指摘し、官邸の対応を厳しく批判した。菅氏が、第一原発吉田昌郎所長(当時)の携帯に直接電話したことなどを指しているとみられる。
(2012年6月9日21時45分 読売新聞)


実は、野村教授と言えば、同じ研究者仲間も「信じたくない」と述べる悪行をしたばかりの弁護士さんです。
詳しく言うと、大阪市では、職員に対する政治・組合活動の調査を巡って、2012年2月9〜16日、消防局を除く全職員を対象にアンケートを実施しました。

しかし、勤務時間外の活動や思想信条に関する質問が含まれていたため、弁護士会などから批判が噴出しました。

そして、市労働組合連合会が大阪府労働委員会に不当労働行為に当たるとして救済を申し立てたため、調査を担当している野村弁護士が同17日、アンケート集計作業の凍結を表明しました。

その後、労働委員会の勧告に基づき、アンケートを野村氏が破棄。しかし、当然、市職員らから裁判を起こされています。

ロースクール教授が裁判増やしてどうする?!

・・・ん?不況の弁護士業界の仕事を増やしてくれた??
また裁判の被告になる橋下市長 大阪市職員の思想調査アンケートは憲法違反 住民訴訟提起は必至 続報あり
橋下維新の会はオワコン 大阪市職員2万3000人分のメール無断調査は通信の秘密侵害で憲法違反


商法専攻なのに、なぜか憲法違反の思想調査アンケートを買って出て、裁判沙汰になってしまったこの野村教授が、またも、なぜか原発事故問題に登場。

今度は原発事故拡大の原因を、SPEEDI情報を隠した原子力安全・保安院原子力安全委員会ではなく、原発推進で抵抗しまくった海江田経産相でもなく、東電撤退を止めたり、浜岡原発も停止に導いた菅元首相にあるとして、あらぬ方向にめくらましをしようとしているのです。

どんなすり替えや。そりゃあ、菅首相や枝野官房長官などにも一杯問題はありましたよ。しかし、事故被害の拡大の主因が彼らにあるというのは無理すぎるでしょう。

すごいなあ、原子力ムラの強引さは。

なお、安全委と保安院のSPEEDI情報隠しの大罪については、ウォールストリートジャーナルのレポートが詳しく述べています↓
原子力安全委員会と保安院の犯罪 90万人分のヨウ素剤が使われないまま福島の子ども達に甲状腺ガンの危険

野村氏の暴挙について、いつも舌鋒鋭いkojitaken氏*1にいわせれば

橋下の違憲行為に実行部隊として加担した「弁護士」が、国会事故調で、東電原発事故対応の責任を官邸のみに押しつけ、東電やそれまでの政権(大半が自民党政権時代)が代々行ってきた原発推進政策の責任を事実上「不問に付す」も同然の妄動に走る。これはいったいどういうことなのか。

ということになります。
橋下の下手人・野村修也が国会事故調で東電原発事故の責任を「官邸の過剰な介入」に押しつけ。「読売・産経・橋下の勝利」か - kojitakenの日記

原発事故を起こしたのは東電と原発推進自民党など原子力ムラ。

そして、福島原発事故の被害を拡大したのは、SPEEDIのデータを官邸に上げないなど大罪を犯しまくった原子力安全委員会原子力安全・保安院

そこをすり替える橋下維新の会の特別顧問野村氏のゴマカシの真意は、原子力ムラの『安全』確保にあります。

いやあ、これまで、橋下市長のことをコロコロ変わるクルクル王子と呼んできましたが、あれですね、橋下維新の会を特別顧問も含めて全体で眺めると、無能かつ厚顔無恥という点で実に首尾一貫していることが分かりました。

失礼しました!
大阪府市統合本部に結集した橋下市長・松井府知事と特別顧問の無能と無謀

*1:恐縮です。