kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「毎日新聞の」東京都議選情勢報道、共同通信と数字が同じなのだが?

東京都議選だが、14日告示、23日投開票の短期戦だ。そのせいか、早くもマスコミの情勢調査が報じられている。ネット検索でまず引っかかったのは共同通信だった。


http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061601001643.html

都議選、自民が第1党奪回の勢い 26%が投票、民主8%


 参院選の前哨戦として注目される東京都議選(23日投開票、定数127)について、共同通信社は15、16の両日、都内の1027人を対象に電話世論調査を実施し、情勢を探った。政党別の投票先をみると自民党が26%を占め、2位の民主党の8%を大きく引き離した。目標に掲げる「都議会第1党奪回と自公で過半数確保」を果たす勢いだ。

 投票先は公明党5%、共産党4%と続き、都議選初挑戦の日本維新の会みんなの党はいずれも3%にとどまった。

 43%が誰に投票するか決めておらず、情勢は流動的だ。

共同通信 2013/06/16 19:26)


次いで見つけたのが毎日新聞だが、一見してあれっと思った。

http://senkyo.mainichi.jp/news/20130617k0000m010039000c.html

都議選:自民に投票26%、民主8% 本社世論調査


 東京都議選の投開票を23日に控え、毎日新聞15、16日の両日、都内の有権者を対象に電話による世論調査を実施した。どの政党の候補者に投票するか聞いたところ、自民が26%で、民主(8%)の3倍超に達した。自民と協力関係にある公明は5%、補選を除けば初の都議選になる日本維新の会みんなの党は、ともに3%と伸び悩んだ。

 取材による情勢分析を加味すると、自民は前回民主に奪われた都議会第1党の座を奪還し、目標とする「自公で過半数」の64議席を大幅に上回る勢い。ただ、43%の有権者が投票先を決めておらず、情勢が変わる可能性もある。

 投票先を4年前の調査と比較すると、自民は13%から倍増。昨年の衆院選で政権奪回した勢いを維持し、安倍政権の高い支持率もバックに優位な戦いを進めている。26%だった民主は3分の1以下に減った。

 支持政党別でも、自民支持層の73%が自民の候補者に投票すると回答した一方、民主は支持層の59%しか固めておらず、17%は「自民候補に投票する」だった。無党派層の84%は投票先が未定で、自民と民主の候補に投票を決めているのはそれぞれ4%だった。

 他の投票先としては、共産4%、東京・生活者ネットワーク1%、社民1%で、いずれも前回から横ばい。都議選初挑戦のみどりの風は1%、生活の党は1%未満だった。参院選の争点のひとつとみられる憲法改正は賛成が37%、反対が34%だった。【佐々木洋】

毎日新聞 2013年06月16日 21時28分


一目瞭然、数字が共同通信の報道と寸分違わない。

毎日新聞は昨年の総選挙の最初の情勢報道でも共同通信のソースを使っていたが、その時には共同通信の調査であることを明記していた。今回は、毎日が共同に協力するとかなんとか、そんな形式をとってあたかも独自調査であるかのように書いているのではないかと思う。

2010年の参院選だったかその前年の「政権交代総選挙」だったかで、読売と日経が同じソースを使って、分析はそれぞれ自社でやったことがあるが、その時も読売と日経は同じソースに拠っていることをはっきり書かなかった。

最近のマスメディアの「悪しき風潮」ではないかと思う次第。

なお、「自公で過半数を大きく超える」のは当然そうなるだろう。都議選は中選挙区になっているところが多いから、公明党が狙いをつけた区はがっちり議席を獲得するし、定数が1とか2の選挙区は公明の票がごっそり自民党に行くから、投票率も低くなるだろうし、自民党(自公)はそりゃ圧勝するに決まっている。私の主たる関心は、福井県・石川県や山口県岩手県大阪市名古屋市浜松市などに負けず劣らず「民度の低い」東京都民が「維新の怪」の侵略を撃退できるか否かである。