kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

鳩山由紀夫が「脱原発派」だったことは一度もないはずなのだが

雨の日の署名と夢物語 - 四丁目でCan蛙(2013年10月23日)より。記事の文末で当ダイアリーにリンクいただいている。

ところで、今朝の「生き生き箕面通信」さんの記事は、<「脱原発」で首相・党代表経験者連合を――夢(?)の新党結成を望みます>というタイトルです。

内容は、「一見、豪華キャストによる新党立ち上げを夢見ています。小沢一郎小泉純一郎細川護熙鳩山由紀夫福島瑞穂村山富市の首相・党代表の各氏が「脱原発」の一点で手を組み、日本の未来を切り開く。別名「年寄り連合」という冷やかしも聞かれそうですが……。」というもの。

(全文はコチラで:http://blog.goo.ne.jp/ikiikimt/e/e54349735f993cb83fed4781952ddebd)

小泉純一郎だの小沢一郎だのの「脱原発」にも私は冷ややかで、「権力を持っていたり野党第一党の責任ある立場にいた時には原発を推進してたくせに」と思うのだが、それでも曲がりなりにも小泉や小沢は「脱原発」を口にしている。「なんちゃって」がつくとはいえ今では一応「脱原発派」であるとはいえるだろう。

しかし、鳩山由紀夫は私の知る限り、過去から今に至るまで「脱原発派」であったことは一度もない。

鳩山由紀夫 脱原発」でググると、2番目に下記記事が引っかかる。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120720/stt12072019160008-n1.htm

鳩山元首相が脱原発デモに参加 「思いは同じ」


 民主党鳩山由紀夫元首相は20日夕、毎週金曜日に東京・永田町の首相官邸前で行われている関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)再稼働に反対する抗議デモに参加した。

 「皆さんの新しい民主主義の流れを大事にしなければならない。思いは同じです。流れを変える役割を果たしたい!」

 鳩山氏はマイクを握り、声を張り上げた。何を思ったか、「今から官邸に思いを伝えてきます」と唐突に宣言。参加者から拍手で送られ官邸の門をくぐったが、野田佳彦首相は九州視察のため不在で、藤村修官房長官が応対。鳩山氏は「再稼働への反対意見を首相に聞いてもらいたい」と訴えるのがやっとだった。

 政権与党の首相経験者が官邸前でデモに参加する異例の事態に、党内の多くはあぜんとするばかり。鳩山氏に近い議員も「鳩山氏の目立ちたがり屋ぶりは止められない」と嘆いた。

MSN産経ニュース 2012.7.20 19:11)

「地下原発推進議連」の顧問である鳩山由紀夫が同議連の顧問を辞任したとか、「脱原発」派に転向したという話は聞かない。おそらく、人気取りのために「大飯原発再稼働」には反対しているものの、原発自体には「反対」でも何でもないのだろう。

鳩山は「思いは同じ」などと抜かしたらしいが、「地下原発推進議連」顧問のあんたなんかと一緒にしてもらいたくないよ、こっちは。

鳩山は現在は国会議員ではないので、「地下原発推進議連」顧問の肩書きも自動的に失ったはずだが、在職中は最後までこの肩書きを保っていたはずだ。

上記記事に書いたように、鳩山は人気取りのために「脱原発デモ」に参加して特定の原発関西電力大飯原発3,4号機)の再稼働に反対したり、最近では東電福島第一原発の汚染水問題について何やら言っているらしいが、鳩山由紀夫の思想信条として「脱原発」の立場を明確にしたとは寡聞にして知らない。

そして民主党大畠章宏など強硬な原発推進派の多くはもとは鳩山Gに属していた。鳩山Gというのは原発推進派の巣窟だったのだ。

小泉だの小沢だのは、東電原発事故以前にはエネルギー問題に関心がなかったという言い訳が成り立つ余地があるかもしれないが、環境派の政治家として売り出した鳩山には当てはまらない。

そんな鳩山由紀夫に「脱原発」の旗振り役を期待する「脱原発派」は、「おめでたい」を通り越して、脱原発のために有害だとさえ思う。

たとえば下記ブログ記事なども全くいただけない。