kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

政治資金規正法の疑いがある小渕優子は経産相を辞任した方が身のため

何やら小渕優子政治資金規正法違反の疑いが騒がれている。『週刊新潮』発らしい。

http://mainichi.jp/select/news/20141015k0000e040230000c.html

小渕経産相:政治資金「デタラメ」と週刊誌 16日発売

 小渕優子経済産業相の関係する政治団体の政治資金を巡り、16日発売の週刊新潮(10月23日号)が、使途の不適切さを指摘する記事を掲載することが15日、分かった。

 タイトルは「小渕優子経産相のデタラメすぎる『政治資金』」。記事によると、東京・明治座で開かれた有名歌手らが出演する「観劇会」を巡り、地元の政治団体小渕優子後援会」(群馬県中之条町)は2011年までの2年間で計約1690万円を明治座に支払った。一方、収入は約740万円しかなく、差額の約950万円を後援会が負担した形になっていると指摘。観劇会には有権者が招かれていることから、仮に収支が政治資金収支報告書記載の通りであれば、破格の安さで観劇させたことになり、有権者への利益供与を禁じた公職選挙法に違反する可能性があると指摘している。

 また、後援会など関係3団体が親族の経営するブティックに支出した資金について「秘書がネクタイやハンカチを購入し、ギフトラッピングして議員会館に送った」とする関係者の証言を紹介。さらに地元のネギ農家に支払った約100万円も、贈答用のネギ購入代だった可能性があると指摘している。

 政治資金に詳しい神戸学院大大学院の上脇博之教授は毎日新聞の取材に対し「贈答用ならポケットマネーで出すべきだ。政治資金を使うのは、公私の区別ができていないからだ。ネクタイやネギなどを、誰に配ったのかについても説明が必要だ」と話す。小渕経産相の事務所は取材に対し「確認してみる」としている。【鈴木泰広、斎川瞳】

毎日新聞 2014年10月15日 14時00分(最終更新 10月15日 17時29分)


観劇の他に、東京ドームの読売戦観戦ツアーでも小渕事務所が一部を負担していたという話だ。

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201410/2014101600676&g=pol

巨人戦ツアー収支にも差=政治団体の会計問題−小渕経産相

 小渕優子経済産業相は16日午後の参院経済産業委員会で、自らが関係する政治団体の不明朗な会計処理が明らかになった問題で、政治団体が支持者を対象に企画した巨人戦観戦ツアー(東京ドーム)に関する支出も、参加者から受け取った収入を上回っていることを認めた。その上で、実態を調査する考えを示した。

 調査結果に関して小渕経産相は、「私が(参加者の費用を)補填(ほてん)したことになれば法律(公職選挙法)に引っ掛かると認識している」と語った。松田公太氏(みんな)への答弁。

時事通信 2014/10/16-16:26)


読売戦観戦ツアーなどと聞くと、ますます心証を悪くするのだが、こういうことは元首相の故小渕恵三の時代からずっと続けられていたのではないかと勘繰るのは私だけではあるまい。

世襲政治家はろくでもないものまで引き継ぐものだ。

たとえば安倍晋三統一協会暴力団とのつながりなども、母方の祖父・岸信介から継承したものだろう(もちろん父・安倍晋太郎からもろくでもないものを引き継いでいるだろうが)。

もともと小渕優子が経済政策に明るいという話は聞いたことがなかった。小渕の経産相就任は、安倍晋三九州電力川内原発を初めとする原発再稼働をやりやすくすることを狙って行った人事に違いないとは誰もが思うところだろう。およそ現在のポストが「適材適所」からはかけ離れていることでもあり、小渕はここは一つ経産相を辞任した方が、小渕自身のためにも良いのではないかと思う今日この頃である。