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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小渕優子、経産相辞任へ(産経)[追記あり]

どうやら小渕優子経産相辞任で間違いなさそうだ。産経が号外を出している。
http://www.sankei.com/module/edit/pdf/2014/10/20141018obuchi.pdf

下記はその「産経ニュース」より。

小渕経産相辞任へ 意向固め、近く首相と会談(1/2ページ) - 産経ニュース

小渕経産相辞任へ 意向固め、近く首相と会談

 小渕優子経済産業相は18日、支持者向けに行った観劇会費用の収支が食い違っている問題などの責任を取り、辞任する意向を固めた。安倍晋三首相は近く小渕氏と会い、最終判断する。平成24年12月に発足した第2次安倍政権で任期途中の閣僚辞任は初めてとなる。9月の内閣改造からわずか1カ月余りで主要閣僚が辞任に追い込まれることになり、政権への打撃は大きい。首相の任命責任も問われそうだ。

 小渕氏は、東京電力福島第1原発事故を受け、停止している原発の再稼働を所管し、地元自治体との調整役を担っていたため、首相は後任の人選を急ぐ。

 小渕氏の政治資金をめぐる疑惑は、同氏の後援会など2つの政治団体が平成22、23年分の政治資金収支報告書で、支持者向けの観劇会の収入として計約740万円を記載。その一方で観劇費やバス代などの支出は2年間で約3400万円と記載していた。収支で約2600万円の差額が生じており、支持者に対する格安の観劇であれば、公職選挙法が禁じる有権者への利益供与に抵触する可能性がある。

 観劇会は24年にも開かれたが、収支報告書に記載されていないことも判明。政治資金管理団体が親族企業からネクタイなどを政治資金で購入したことも分かり、野党から追及を受けていた。

 小渕氏は16日に疑惑が発覚後、事実関係の調査を続けてきた。首相がイタリア・ミラノで開かれていたアジア欧州会議(ASEM)首脳会議から帰国するのを待って、辞任の意向を伝える。

 小渕氏は、首相だった父、恵三氏の急死を受けて地盤を引き継ぎ、平成12年の衆院選で群馬5区から立候補し初当選。麻生太郎内閣では少子化担当相に抜擢(ばってき)され、戦後最年少の34歳で初入閣を果たした。財務副大臣自民党幹事長代理などの要職を歴任し、日本初の女性首相候補の一人に挙げられる。来春の統一地方選に向け、安倍内閣の「顔」として期待されていた。

 消費税率10%への引き上げ判断や原発再稼働を控える首相は、政権基盤の早期安定化を迫られる。

(産経ニュース 2014.10.18 13:36更新)


一部には、「小渕優子は大臣辞職どころではない、議員辞職に値する」とか「逮捕されてもおかしくない」などという声も上がっているようだ。また、「泉下のお父さん(故小渕恵三元首相)もお嘆きだろう」という感想もあるようだが、これに対しては、いやいや今回発覚したようなことは、親父の小渕恵三の頃からやってただろうよ、当時は東京ドームではなくて後楽園球場だっただろうけど」と思う。

いずれにせよ、小渕優子は一から出直すことだ。今までは「親の七光り」に過ぎず、今回は負の七光りで災難にあったようなものだが(世襲政治家の常として、どうせ事務所に任せっ放しにしていたのだろうが、それは言い訳にはならない)、これからは実力で這い上がるしかない。もちろんその実力があればの話だが。

なお、この件に関して、安倍晋三はそりの合わない小渕優子に打撃を与えるために、わざと経産相のポストを与えてマスコミに「身体検査」させたのだろうとかいう陰謀論をどこかで目にしたが、さすがにそれはあり得ない。「小沢信者」の言う「不正選挙」並みにリアリティを欠き、陰謀論話としても出来が悪い。


[追記](2014.10.18 16:13)
時事通信によると、小渕優子は現時点での辞任を否定したとのこと。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014101800158

小渕氏、現時点の辞任否定

 小渕優子経済産業相は18日午後、自らの政治資金の問題の責任を取って辞任するかとの質問に対し、「今やらなければならないのは、私自身の問題でしっかり調査をすることだ」と述べ、現時点での閣僚辞任を否定した。経産省内で記者団に答えた。
時事通信 2014/10/18-15:51)


この記事はもう少し慎重に書いた方がよかったかも知れない。なにしろ「ソースは産経」だから。