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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

丸善が淳・工藤もといジュンク堂を吸収合併

http://www.sankei.com/economy/news/141224/ecn1412240037-n1.html

丸善ジュンク堂が合併 「丸善ジュンク堂書店」に

 書店大手の丸善CHIホールディングスは24日、子会社の丸善書店(東京)とジュンク堂書店(神戸市)が来年2月1日付で合併すると発表した。丸善書店の社名は「丸善ジュンク堂書店」になる。

 丸善書店が存続会社となるため、1963年に設立されたジュンク堂の登記上の法人格は消滅する。「MARUZEN」や「ジュンク堂書店」などの店舗名は変更しない。

 取締役会などの組織をスリムにし、業務の効率化につなげる。神戸にあるジュンク堂の拠点は維持する方針だ。

 丸善は2009年にジュンク堂と業務提携し、「MARUZEN&ジュンク堂書店」の展開に乗り出した。ジュンク堂は11年に全額出資の子会社となった。

(産経ニュース 2014.12.24 18:20更新)


丸善、ジュンク堂を吸収合併 社名は「丸善ジュンク堂書店」に - ITmedia NEWS

丸善ジュンク堂を吸収合併 社名は「丸善ジュンク堂書店」に

 大日本印刷傘下の中間持ち株会社丸善CHIホールディングスは12月24日、100%子会社の丸善書店が、同じく100%子会社のジュンク堂書店を来年2月1日付けで吸収合併すると発表した。運営を効率的化し、ブランド戦略など経営施策の施行を迅速化するためとしている。

 丸善書店を存続会社とする吸収合併方式で、ジュンク堂書店は解散する。合併後、社名は「丸善ジュンク堂書店」に変更する。

 2014年1月期の通期業績は、丸善書店が売上高213億9400万円、営業利益3億7200万円、純利益2億6900万円。ジュンク堂書店が売上高503億1000万円、営業損益が9500万円の赤字、純損益が1億6300万円の赤字だった。

ITmediaニュース 2014年12月24日 19時16分 更新)


ジュンク堂の書店名は、創業者の父・工藤淳の名からとられた。本店はかつて神戸・三宮センター街の地下にあった。私が高校生だった時分によく行った。現在は大阪・堂島と東京・池袋の東西2店舗を本店と称している。かつては大阪(梅田)に行ったら必ず旭屋書店に寄っていたが、ある時期以降旭屋から足が遠のき、その代わりに堂島のジュンク堂に寄るようになった。大阪発祥*1旭屋書店は全国展開し、のちには海外にも店舗を出した。米サンディエゴと香港の旭屋の店舗に行ったことがある。旭屋は2007年にはイオンモール高松にも進出してきた。プロ野球・読売軍の本拠地と目と鼻の先の東京・水道橋店では、大阪発祥の書店らしく、阪神タイガース応援グッズを売っていた。しかし、それらの店舗はすべて閉店になった。庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』に出てきた旭屋書店銀座店も店を閉めた。

そんな旭屋書店の二の舞を恐れてかどうか、ジュンク堂は猛烈な勢いで全国に店舗を出して膨張していた頃から、大手の傘下入りを模索していた。大胆さと堅実さを併せ持っていた。それで丸善と業務提携し、大日本印刷の傘下に入った。

だから、今回のニュースにはとりたてて感慨はない。直近では、先週の金曜日(19日)にジュンク堂書店池袋本店に行って、今話題のピケティの『21世紀の資本』を買い込んだのだった。

*1:もっとも創業者は岡山出身で、旭屋という名前は岡山市を流れる旭川からとったらしい。