kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「八紘一宇の思想はそもそもリベラル思想なのだから、自民党の思想からかけ離れている」(極右政治家・三原じゅん子のブログのコメント欄より)

歌手・俳優あがりの自民党の極右政治家のブログ記事を「はてなブックマーク」経由で知った。

予算委員会の質問でお伝えしたかったこと | 三原じゅん子オフィシャルブログ「夢前案内人」Powered by Ameba

記事の中身はどうでも良いというか、論評に値しない。注目したのはコメント欄。

コメント欄は「管理者」(極右政治家本人か関係者かは知らない)が検閲していて、反対意見は一切掲載されていない。それ自体は問題視はしないが。私がやっている「きまぐれな日々」には反対意見も載せるが承認制だし(捨て台詞だけのコメントは容赦なく削除している)、このウェブ日記はてなIDを登録しないとコメントできない設定にしている。

その極右政治家のブログのコメント欄より。

ちなみに中には、八紘一宇の思想はそもそもリベラル思想なのだから、自民党の思想からかけ離れている、と皮肉まじりに批判する意見もあるようです。


笑ってしまった。そして、昔城内実が発した「教育基本法」に関する発言を思い出した。以下、城内実の父・城内康光も元警察庁長官なのだが... - kojitakenの日記(2009年3月14日)より孫引き。

私は最近教育勅語を見直すべきじゃないかと思うんです。読めば読むほど、人間として、日本人としての徳が書いてあるわけです。
私は、教育基本法がああだこうだという議論をするのであれば、教育勅語と言うのが既にあるわけですから、国会を開いて議論をしたり、有識者の意見を求めるというのも、税金の無駄遣いなんですね。

この教育勅語というものを、しっかりと教育の中に組み込めば、今の日本で起こっている、子供が親を殺したり、親が子供を殺すような、そうしたものが時の流れとともに解決していくように感じるのですがどうでしょうか。

(2006年7月7日、「日本文化チャンネル桜」における城内実の発言。情報の出所は下記の右派ブログ。
http://hepoko.blog23.fc2.com/blog-entry-207.html


上記城内実の言葉の「(改正)教育基本法」が「八紘一宇」に、「教育勅語」が「自民党の思想」にそれぞれ対応する。「『八紘一宇』の思想はそもそもリベラル思想なのだから、自民党の思想からかけ離れている」という主張は、敗戦直後の旧教育基本法を「改正」した(安倍晋三平沼赳夫が「改正」に尽力した)「改正教育基本法」の改正に税金を使うのは、「教育勅語」が既にある以上無意味だとする城内実の主張とよく似ている、と思った次第。

ちなみに6年前の記事に私は

城内実が、教育基本法改正に骨を折った平沼赳夫よりさらに右に位置する、究極の極右といっても良いスタンスをとる人間であることは、この発言からも明らかだ。

と書いた。

誰だか存じ上げないが、「八紘一宇はリベラルの思想」と宣うた御仁にも、城内実と同じ「究極の極右」という称号を献呈したい。