kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

参院選は最後の最後に一部の有権者が「起きて」、接戦1人区で野党共闘が「11勝」を得た

参院選、野党の敗北は最初から予想というか覚悟はしていたが、接戦の1人区はいい線行くかもしれないとは、選挙戦最後の1週間になってから思った。

というのは、この日記のアクセス数が、先週初めから日を追って増えたからだ。その間、特に評判をとった記事は1件もなかったので、参院選終盤になってからようやく人々が「起き始めた」のかもしれないと思った。

それまでは違った。

いつもは国政選挙になるとアクセス数が増えるのだが、今回は普段と全然変わらない状態が投票1週間前まで続いた。もちろん日記の更新が不活発で、かつ意気の上がらない記事ばかりだったせいもあるだろうが。

2014年の衆院選は今回と逆のパターンだった。解散後日記のアクセス数が増えたが、マスコミが自公圧勝の予想を出したあと、投票日前の1週間はむしろアクセス数がジリ貧になって行ったのだ。結果は、自公の予想を超える圧勝と、苦戦が予想されていた維新のまさかの党勢維持だった。これには、山口二郎らが「鼻をつまんで維新に投票を」と呼びかけて、(その後の経緯から振り返ると)敵に塩を送ったせいもあるかもしれない。

今回、再終盤でやっと人々の一部が起き始めたので、投票率は前回は上回るだろうし、接戦と報じられている1人区の多くはとれるのではないかと期待したのだ。

期待通り、投票率は低かったとはいえ、3年前の参院選は上回った。そして、新潟や青森や福島や大分など、大接戦となった選挙区にことごとく勝って、「野党共闘」はなんとかさまになった。これはそれなりに大きい。

たとえば1人区が11勝ではなく6勝だの7勝だのだったら、民進党では岡田克也枝野幸男の責任論が叫ばれ、松原仁長島昭久細野豪志(こいつも「小沢信者」が一時期推していた男だ)らが力を得て、今頃民進党都知事選で増田寛也に相乗りしようとしていたかもしれない。

だからまあ、最悪の負け方だけは辛うじて免れたと思うのである。