新潟県知事選の確定投票は、米山隆一候補（共産・社民・自由推薦）が528,455票、森民夫（自民・公明推薦）が465.044票だった。選挙戦中盤に報じられた報道機関の情勢調査は、通信社や地元紙（新潟日報）が「森、米山氏が競り合う」だったのに対し、朝日は「森氏やや先行、米山氏猛追」だった。この「やや先行」「猛追」という表現は、実際には何ポイント差だったか覚えていないがかなりの差がついていたことを意味する。通信社や地元紙にせよ、森氏の名前を先に出していた。そこから地滑りが起きて大逆転したということだ。
最近の逆転の例としては、元武雄市長・樋渡啓祐が逆転負けした昨年1月の佐賀県知事選があった。この逆転劇は誰も予想しなかったものだった。また原発立地自治体の首長選では、今年の参院選と同日に行われた鹿児島県知事選で三反園訓が勝った例がある。こちらは逆転ではなく、中盤に報じられた情勢調査の時点で既に三反園がリードしていた。
だから特にびっくりするような結果ではない。
https://twitter.com/NarapoN1966/status/787666134032015360
回転木馬
@NarapoN1966
新潟知事選、米山氏の初当選確実 再稼働に慎重姿勢（朝日） - kojitakenの日記 (id:kojitaken) http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20161016/1476628695 … 某ネットの情報では米山氏の経歴は兎も角。思想的には(割と)右派の様で・・・蓮舫、前原応援も何か納得😓
7:46 - 2016年10月16日
そうなんですよねえ。しかも、政治思想の右派というのもあるんでしょうけど、米山氏の経歴も熱心に応援する気を起こさせないものなんですよ。
米山隆一 (政治家) - Wikipedia より
米山氏はなんと、あの「郵政総選挙」（2005年）で自民党公認で立候補して落選し、「政権交代選挙」でも自民公認で負けたあと、2012年衆院選と2013年参院選では日本維新の会公認で落選してます。自民がバラ撒いた中傷ビラに書かれたという「県庁に赤旗を立てる」（もっとも新潟県の旗自体「赤旗」だそうですが）どころか、米山氏は「リベラル」ですらなく、保守の新自由主義者とみて間違いないでしょう。なんたってあの「郵政総選挙」に自民公認で立ったんですから。
正直言って、こんな人しか担げなかった、あるいはこんな人を担がなければ勝てなかった「野党共闘」、またこんな人さえ担げなかった「民進党」を思うにつけ、手放しで喜ぶ気にはなれません。「めでたさも中くらい」としか思えませんでした。
そもそも今回の知事選の直前に、泉田裕彦現知事が突如出馬を取り止めたのも、何やらきな臭さを感じさせますしね。
とは言いながらも、原発推進派を知事に立てようとした自公の野望が潰えたのは喜ばしいことではあるんですが。
