という名文句を発した「野党共闘を応援する会」が、元民主党→国民の生活が第一の元衆議院議員で、2012年の衆院選に立候補して落選した三宅雪子の別アカではないかと某所で書いていた「小沢信者」がいたので(真偽不明かつ私には信じ難いが)、「野党共闘を応援する会」のTwitterに目を通し始めたところ、下記のつぶやきをリツイートしているのが目に入った。
https://twitter.com/kinkuma0327/status/778886410786906112
じこぼう
@kinkuma0327
タイトルからアレな記事が掲載されるブロゴスの「チェック体制」もだが、長谷川本人は、ネットメディアを踏み台にして名を売った、くらいにしか思ってないだろうなと思わされるあたりも痛々しい。/記事についてのお詫びとお知らせ #BLOGOShttp://blogos.com/outline/191041/
2:19 - 2016年9月22日
これを見て、今や敵対関係にあるらしい「小沢信者」と三宅雪子*2の内紛を調べようかなどという野次馬根性などどこかに行ってしまった。上記TwitterからリンクされたBLOGOSのお詫びの記事を以下に引用する。
9月19日に掲載(転載)した長谷川豊氏の記事についてのお知らせとお詫び
2016年9月19日に掲載(転載)いたしました長谷川豊氏執筆の記事『自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!』について、読者の皆様より多数のご意見を頂戴いたしました。当該記事につきましては、掲載段階でのチェック体制の不備から、編集部内で検討、筆者との協議などが十全に行われないまま掲載(転載)に至ってしまいました。
編集部としましては、長谷川氏による「国民健康保険制度」「年金制度」への問題提起そのものについては今後議論されるべき一つの論点と考える一方、当該記事には不適切な表現が含まれているとの認識のもと、20日に長谷川氏本人にタイトル・記事中の文言・表現の再考、また事実確認について申し入れを行い、検討を行っていただきました。
その後、22日午前までに、長谷川氏のブログ「長谷川豊 公式ブログ 『本気論 本音論』」にて当該記事についての補足説明等を含む新しいエントリが執筆されましたが、編集部としては当該記事並びに当該記事の補足となる記事『繰り返す!日本の保険システムと年金システムは官僚から取り上げ民間に落とせ!』については削除とする判断をし、長谷川氏にも通知しました。
BLOGOSは可能な限り多様な意見を掲載し、議論のきっかけとなる場づくりを目指し運用しておりますが、誹謗中傷・公序良俗に反すると捉えられかねない表現、事実とは異なる可能性のある内容を掲載・拡散させてしまうことは、もとより本意ではありません。
今後はこのようなことがないよう、チェック体制を見直し、記事掲載を行なっていく所存です。関係者の皆様、読者の皆様にお詫び申し上げます。
2016年9月22日
BLOGOS編集部
長谷川豊というのは数年前に不祥事を起こしてフジテレビを懲戒解雇されたアナウンサー、と書こうとして調べたら違った。Wikipediaによると、
2012年6月12日、フジテレビより「ニューヨーク滞在関連費用の不正使用があった」として降格処分を受け、アナウンサーを解任される。
同年7月、編成制作局編成情報センター著作権契約部に配属[要出典]。2013年4月1日、フジテレビを退社。同年5月25日、映画『生贄のジレンマ』のプロモーション映像が公開され、その中でアナウンサー役として出演。
とのことだ。おそらく退職金をもらいやがったのだろう。そして、こんなやつの出演シーンを削除しない恥知らずの映画人がいたらしい。それどころか、フジテレビ退職後もフリーアナウンサーとして食って行けているらしいから呆れる。
その長谷川が書いた品性下劣なブログ記事は、『BLOGOS』からは削除されたものの本人のブログでは今でも参照できるのでリンクを張っておく。汚らわしいから引用はしないが。
- 医者の言うことを何年も無視し続けて自業自得で人工透析になった患者の費用まで全額国負担でなければいけないのか?今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!! : 長谷川豊 公式コラム 『本気論 本音論』(2016年9月19日)
長谷川のブログでの暴言の件に触れたさとうしゅういち氏のブログ記事を2件あげておく。
植松聖は、「石原慎太郎、麻生太郎、曽野綾子、長谷川豊・・」を人気者にしてきたわたしたちだ! : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2016年9月21日)
植松聖は、精神障がいだから、大虐殺をやったのではない。
植松聖は、まさに、今の日本で調子に乗っている方々のイデオロギーをそのまま実行しただけなのだ。
ある意味で、植松はむしろ「正常」でさえあるのではないか?
そのことを示す事件がまた起きました。
長谷川豊さんというTVで活躍しておられるフリーアナウンサーが「人工透析患者そのまま殺せ」発言。
まさに、植松聖被疑者の思想そのもののご発言です。
石原慎太郎さん、麻生太郎さん、曽野綾子さん。こうした、大物政治家や大物文化人、タレントらが植松的な考えをしておられる。そうした方々が、選挙で圧倒的な票を得たり、TVで人気を博している。
植松聖とはそうした方々を人気者にしてきたわたくしたち自身なのではないでしょうか?
石原慎太郎さんたちの思想に反対してきたつもりでも、もっときつく反対すべきではなかったのか?
彼の思想をもっと強く批判すべきだったのではないか?そういう後悔は、わたくし自身もあります。
そして誰も自分のために闘うものはいなかった : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)(2016年9月22日)
【そして誰も自分のために闘うものはいなかった】
派遣切りがあったとき、自分は派遣労働者ではなかったので声を上げなかった。小泉純一郎が田舎者を叩いたとき、都会人の自分は拍手喝采してしまった。
石原慎太郎が年配女性に暴言を吐いたとき、自分は年配女性ではないので声を上げなかった。
橋下徹が公務員を叩いたとき、自分は民間労働者なので拍手喝采してしまった。
麻生太郎が彼の同級生の健康状態について暴言を吐いたとき、自分は年配男性ではなかったので声を上げなかった。※
松井一郎が議員給料を下げたとき、その分の御利益が民間労働者に回ってくると思い込み、拍手喝采してしまった。
片山さつきが貧困高校生に暴言を吐いたとき、自分は高校生ではないので声を上げなかった。
植松聖が障がい者を大虐殺したとき、自分自身は、障がい者ではなかったので、植松被疑者を精神障害者呼ばわりして安堵していた。
長谷川豊が人工透析患者に死ねといったとき、自分は糖尿病でないので、声を上げなかった。
「フツーの民間サラリーマン」だったはずの自分が、年を取り、病気で働けなくなったとき、誰も自分のために闘うものはいなかった・・。
※「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金(医療費)を何で私が払うんだ」
*1:https://twitter.com/yatoukyoutou555/status/775664974043590656
*2:全然知らなかったのだが、三宅雪子は昨年(2015年)「生活の党と山本太郎となかまたち」を離党し、以後小沢一郎の取り巻きや「小沢信者」を批判するTwitterなどを発信し続けているようだ。