kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

リベラルと「小沢信者」とは両立不可能。それは当たり前だが…

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20170914/1505341498#c1505432110

id:redkitty 2017/09/15 08:35

 リベラルで同時に小沢信者であるって矛盾じゃない? ありえなくない?
ずーっと疑問だったけれど、誰も当然のような顔で自然現象のように口にしてるのでそういうものもいるのかと思っていた。
 リベラルでかつ小沢信者という人々が世に現れたのはいつ頃だったのだろう?
 そういえば、「世に倦む」の人が突然小沢支持のデモをしようとブログ上で呼びかけたことがあって、驚いて以後近づいていないのだけれど、あれはいつ頃だったのだろう。


もちろん矛盾ですよ。だから私は「小沢信者」がリベラルだ、などとは書きません。コメントされた記事の本文についてもそうですが、必ず「リベラル」と括弧付きで表記しています。

括弧付きの「リベラル」かつ「小沢信者」が現れたのは2007年でしょう。その前年に萌芽がありましたが。私がブログを始めたのが2006年なのではっきり覚えています。

また「世に倦む」の人が突如「小沢信者」に転じたのは2010年の初め頃ですね。2012年に日本未来の党衆院選で惨敗するまで「世に倦む」氏は「小沢信者」であり続けたと記憶します。デモをいつ呼びかけたかは全然覚えてませんが。

私は、そもそも誰かの「信者」であることとリベラリズムとは両立不可能だと考えています。民主集中制リベラリズムとも両立不可能だと考えますが。

しかし、現在の「リベラル」の人たちの考え方は違うようです。

たとえば、こたつねこ木下ちがや)氏は、下記の原口一博のツイートをリツイートしました。

https://twitter.com/kharaguchi/status/908587561018212352

原口 一博‏
@kharaguchi

僕もこれが実現できたら良いなと心から思います。

小沢さんだけでなく民主党時代に別れた仲間達にも戻ってきて欲しい。

有為の仲間達がある人は苦杯を舐めある人は政治を諦めています。
自民党さんの強かさを知る人も入れて思い切った再生を!フレッシュな力を大量に呼び入れたい思います!


https://twitter.com/Sophee71/status/908585185091784704

早紀 オリーブの木構想を応援します
@Sophee71

剛腕待望 民進・前原体制で進む小沢一郎氏「復党」プラン https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213519 … #日刊ゲンダイDIGITAL これ、わくわくする!

23:56 - 2017年9月14日


0:05 - 2017年9月15日


原口がリツイートした「早紀」と名乗る「小沢信者」が「わくわく」したという『日刊ゲンダイ』の記事を以下引用します。

剛腕待望 民進・前原体制で進む小沢一郎氏「復党」プラン

 今週は前原誠司代表が“文春砲”の餌食に――。新体制になってもゴタゴタ続きの民進党は、離党ドミノが止まりそうにない。起死回生の策か、はたまた窮余の一策なのか、水面下で小沢一郎氏の復党が取り沙汰されている。

 幹事長に内定していた山尾志桜里衆院議員が不倫疑惑を報じられて離党を余儀なくされるなど、前原新体制はのっけからケチがついてしまった。

 13日、鈴木義弘衆院議員(比例北関東)が離党届を提出。前原体制になってから初の離党者だ。笠浩史衆院議員(神奈川9区)と後藤祐一衆院議員(神奈川16区)も週内に離党する構えで、他にも離党予備軍はくすぶっている。

 もはや党勢回復は難しいようにも思われるが、前原体制では、自由党小沢一郎代表の力を借りて党を立て直す構想が進みそうだという。

「前原体制の党役員人事を見れば、“親小沢シフト”に変わったことが分かります。キモは小沢氏側近の松木謙公衆院議員が幹事長代理、民主党政権時代に小沢グループに所属していた階猛衆院議員が政調会長に就任したこと。国対委員長松野頼久衆院議員も小沢氏と関係が近い。何より前原代表自身が、昨年から小沢氏と何度も会って意見交換をしてきた間柄です。小沢氏が民進党に復党する環境は整っていると思います」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 皮肉なことに、離党者や予備軍には“反小沢”が多く、彼らが出ていくことで、小沢氏が戻りやすい素地ができつつあるのだという。

 前原代表は8日に収録されたBS朝日の番組でも、小沢氏について「もう少し小沢氏を活用する、あるいは『壊し屋』といわれる破壊力を後押しする度量があったら、(民主党政権の)3年3カ月は違う結果になった」「自由党は外交・安全保障は現実路線で(連携に)違和感はない」と秋波を送っていた。

 かつては“反小沢”だった民進党のベテラン議員もこう言う。

「本気で政権奪取を考えている民進党議員の間から“剛腕待望論”が出ているのは事実です。党内で野党共闘に反対している議員のほとんどは“小沢嫌い”でもあるのですが、もはや『好きだ、嫌いだ』と言ってる場合ではないと危機感が強まっています」

 信頼が地に落ちた民進党は、これ以上、失うものはない。小沢氏の経験と知恵にかけるしかないと多くの議員が考え始めているという。

「小沢氏が復党すればハレーションも起きるでしょうが、これは最後のチャンスです。『小沢とは一緒にやれない』という離党者が続出しても、次の選挙でまた議席を増やせばいい。文句があるヤツは出ていけばいいと執行部が腹をくくるしかありません。小沢氏の持つパイプを生かして共産党小池都知事とも連携し、政権批判の受け皿をつくらないと、次の総選挙で野党そのものが消滅してしまいかねません」(山田厚俊氏)

 復党のタイミングは臨時国会の始まる前が有力視されている。小沢氏が率いる自由党とまるごと合併するのか、自由党を解党して個々の議員が民進党に合流する形を取るのか。解散・総選挙に間に合うのかどうか、時間との戦いになっている。

日刊ゲンダイ 2017年9月15日)


引用文中、赤字ボールドにした部分を見ただけで、実現可能性ゼロの絵空事であると誰もがわかるはずだと思うのですが。

でも、そんな記事に「わくわく」した「小沢信者」に共感したという原口一博のツイートを、「野党共闘」の旗を振る社会学者である木下ちがや氏がリツイートするありさまです。

これでは、「野党共闘」の将来に不安を覚えないわけにはいきません。

現に小池ファ★スト新党結成をたくらんでいる若狭勝細野豪志とその手下ども(笠浩史後藤祐一ら)は、「一院制」にかこつけた改憲論を新党の「柱」にしようとしているわけですから、そんな右翼の政治勢力から共産党までをも小沢の「剛腕」で結びつけようなどとは、小沢の全盛期であっても実現困難だと思われるのに、小沢がすっかり神通力を失った今となってはリアリティなど全くありません。それなのに野党共闘の指導者の学者様がそんなのにリツイートリツイートをするのですから。

まあ私は民進党自由党もともに支持しませんから、小沢が民進党に復党しようが民進・自由両党が合流しようが知ったことはありません。

しかし、今では元「小沢信者」だったブログが「小沢さんが民進党と合流しようが構わないけど森裕子山本太郎を連れて行ってくれるな」と書く一方、昨年小池百合子民進党との連携の期待に「ワクワク」し、かつ2010年には「小沢信者」に迎合して小沢を批判する民主党リベラルの会」所属の衆院議員・生方幸夫を攻撃するなどしていた民進党シンパの都会保守のブログが、小沢一派である松野頼久松木謙公に対する強い嫌悪の念を明確に表明するなど、自由党シンパ、民進党シンパ双方に対する小沢の求心力はすっかり失われています。

前記「早紀」氏など、今どき珍しい絶滅危惧種のような人たちといえるでしょう。

とはいえ、「野党共闘」のリーダーが木下氏のような姿勢をとるせいか、「野党共闘」論者の間では小沢一郎に対する批判が一種のタブーになっている状態が未だに続いているようです。

私はこのような「タブー」が克服されない限り、「野党共闘」が安倍政権を倒すなりの結果を出すことは期待できないと考えています。