kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

臨時国会の冒頭 衆院解散の見通し(NHK)

若狭勝、「一院制が新党の一丁目一番地」だってさ(呆) - kojitakenの日記(2017年9月15日)に、下記のように書いたばかりだった。

 ここで問題になることが一つある。安倍晋三衆議院解散のタイミングだ。

 小池ファの国政政党がいつ結成されるかわからないのであれば、民進党議員が小池ファに引き抜かれまくったあとでおもむろに衆議院を解散するのではなく、もっと早く、極端な場合には臨時国会開会冒頭に衆議院解散に打って出る手もある。現在の小池ファ国政政党予備軍の迷走を見ていると、彼らは安倍晋三に早期衆院解散のインセンティブを与えているも同然だな、と思う。

これが現実になってしまいそうだ。突如として御用放送局が下記の発表を行った。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170917/k10011142751000.html

臨時国会の冒頭 衆院解散の見通し

9月17日 2時23分

安倍総理大臣が公明党の山口代表に対し、今月28日に召集する方針の臨時国会の会期中に、衆議院の解散・総選挙に踏み切ることを排除しないという考えを伝えていたことが関係者への取材でわかりました。安倍総理大臣は、今後、政府・与党の幹部の意見も聞き最終的な判断を固める方針で、内閣支持率の回復で早期の解散・総選挙を求める意見が強まっていることも踏まえ臨時国会の冒頭にも解散する方向で調整が進められるものと見られます。

政府・与党関係者によりますと、安倍総理大臣は、先に公明党の山口代表と会談し、今後の政権運営などについて協議する中で、今月28日に召集する方針の臨時国会の会期中に衆議院の解散・総選挙に踏み切ることを排除しないという考えを伝えたということです。

政府・与党内では、衆議院議員の任期が残り1年余りとなる中で、国家戦略特区での獣医学部の新設をめぐる問題などで低下した内閣支持率が回復傾向にあることも踏まえ、早期の衆議院の解散・総選挙を求める意見が強まっています。

一方、北朝鮮弾道ミサイルの発射などを繰り返していることなどから、政治空白を作るのは好ましくないなどとして、早期の解散は慎重にすべきだという指摘も出ています。

こうした中、安倍総理大臣は、北朝鮮への対応や規制改革、それに北方領土の返還交渉などを前進させるためには、改めて国民の信を得て政権基盤を安定させることが欠かせないとして、早期に衆議院の解散・総選挙に踏み切る必要があるという判断に傾いたものと見られます。

この安倍総理大臣の判断には、野党第一党民進党で前原代表の就任以降、離党届を提出する議員が相次いでいる状況や、東京都の小池知事と連携する政治団体日本ファーストの会」の代表を務める若狭勝衆議院議員が新党の結成を目指していることも影響を与えているものと見られます。

安倍総理大臣は今後、公明党の山口代表のほか、自民党の二階幹事長らの意見も聞き最終的な判断を固める方針で、臨時国会の冒頭にも衆議院を解散する方向で調整が進められるものと見られます。

NHKニュースより)


御用放送局の告知だから、臨時国会冒頭の衆院解散と総選挙は絶対に間違いなく断行される。

前の通常国会を思い出しても、論戦が進むほどに安倍内閣の支持率は低下した。それが長く国会を閉じているために、森友や加計の問題の追及がストップし、その間に民進党が内紛を起こし、小池ファ★スト新党結成に向けても迷走が続いている。そして、安倍晋三にとっての天佑とばかりに金正恩とトランプがチキンレースを激化させ、金は度重なるミサイル発射に加えて核実験までやらかした。そのおかげで安倍内閣の支持率はV字回復した。

選挙に勝つなら今しかない。安倍がそう考えても不思議はないと思ったら、本当にそう考えていた。

ついにやってしまったな。これからしばらく、阿鼻叫喚の日々が続く。どのような合従連衡が行われてどのような選挙結果になるのか、ちょっと想像がつかない。ろくでもない結果に終わりそうな非常に悪い予感はあるけれども。

それにしても、国会を開くだけで支持率が下がるのなら、長く国会を閉じておいて、臨時国会が召集されたらいきなり解散なんて、やることが滅茶苦茶だ。まともな為政者の発想じゃない。異常そのものだ。完全ブラックボックスの独裁的党運営を行う小池百合子ともども、安倍晋三は現在の政界における二大異常人格の一つといっても過言ではない。