kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

孫崎享と日刊ゲンダイ、「沖縄県知事選で玉城リード」の「偽」世論調査を拡散(呆)

また孫崎享か! そんな呆れ果てるほかない一件に接した。

虚構のダブルスコア 沖縄県知事選、出回る「偽」世論調査 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

虚構のダブルスコア 知事選、出回る「偽」世論調査

 13日告示、30日投開票の沖縄県知事選を巡り、主な立候補予定者の支持に関する「世論調査」の情報が複数飛び交っている。調査結果の数字はおおむね傾向が一致し、主な立候補予定者2人のうち、一方の立候補予定者がダブルスコアでもう一方を上回るという結果となっている。その中には「朝日新聞の調査結果」とされる数字も含まれているが、朝日新聞社は本紙の取材に「事実無根。調査していない」と答え、偽(フェイク)情報であることが分かった。このほか「国民民主党の調査」もあるが、同党も調査を否定した。

 「朝日新聞世論調査」とされる数字は9月1、2日調査とするもので、主な立候補予定者2人のうち、一方への支持が52%、もう一方が26%と、2倍近い差がついている。朝日新聞社広報部は、この数字の真偽について「これは事実無根だ。弊社の数字ではない。そもそも調査も何もしていない」と調査自体を否定した。

 「朝日新聞」以外でも、政党が調査したとされる数字で「56・8対21・3」や、「34〜35ポイント差がついている」といった情報が出回っている。

 そのうち「国民民主党世論調査」とされるものは8月25、26日の調査で、「サンプル数2000」との情報とともに「ある立候補予定者がもう一方を13ポイントリード」とされている。国民民主党は本紙の取材に対し「調査をやったという話は確認できない。承知していない」と答えた。 ('18知事選取材班)

※特定の立候補予定者や陣営を利することにならないよう、立候補予定者の名前は伏せました。

■ファクトチェック―フェイク監視■
 2016年の米大統領選でネット上において拡散され問題になった「フェイクニュース」。琉球新報は30日投開票の知事選に関するデマやうそ、フェイク(偽)情報を検証する「ファクトチェック―フェイク監視」を随時掲載します。LINE「りゅうちゃんねる」で情報も募ります。

琉球新報 2018年9月8日 05:00)


上記記事で「リードしている」とされたのが玉城デニーであることはいうまでもない。

それにしても、こんな「偽世論調査」をいったい誰が捏造し、どのように拡散されたのか。最初、玉木陣営を油断させようとする佐喜真淳陣営か、佐喜真を推薦する自公与党の意を受けた者の仕業である可能性が高いと思った。次に、「不正選挙」を連呼したがる「小沢信者」の仕業である可能性もあるな、とも思った。

もちろん、嘘の調査結果を捏造した張本人は、今のところわかっていない。

しかし、「小沢信者」たちから信奉されている孫崎享が、日刊ゲンダイ紙上でこの「『偽』世論調査」結果を拡散していたのだった。

(2ページ目)翁長知事の遺志継ぎ 沖縄知事選は玉城デニー氏が勝利する|日刊ゲンダイDIGITAL より

(前略)県知事選前に政党やメディアが世論調査を行っている。結果は次の通りだ。▽玉城氏が佐喜真氏を10ポイント以上リード(自公調査)▽玉城氏がダブルスコアでリード(全国系リベラル紙)▽玉城氏56・8、佐喜真氏21・3(保守系議員の調査)。もはや、この流れは止まらない。

日刊ゲンダイ 2018年9月8日付紙面掲載 孫崎享「日本外交と政治の正体 翁長知事の遺志継ぎ 沖縄知事選は玉城デニー氏が勝利する」より)


孫崎享日刊ゲンダイはよほど佐喜真淳に勝たせたいらしい。そういえば、孫崎は2012年に出した稀代のトンデモ本『戦後史の正体』の中で、安倍晋三の母方の祖父・岸信介を「アメリカと敢然と対峙した『自主独立派』の政治家」と称賛していた。

もちろんこれは単なる嫌味だ。実際には孫崎は老いて、もはや自らの売名にしか興味のない人間だし、日刊ゲンダイはいかに売り上げを増やすかにしか関心のないイエローペーパーに過ぎない。玉城が勝とうが佐喜真が勝とうが知ったことではない、というのが孫崎やゲンダイの本音だ。

真に憂うべき問題は、そんな孫崎や日刊ゲンダイを頼りにする「リベラル・左派・左翼」が多数存在していることであるのは言うまでもない。数年前の「脱原発デモ」で、孫崎と共産党幹部とが並んで行進していた姿を、今も苦々しく思い出す。