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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

宜野湾市長選はやはり大激戦/宜野湾市長・佐喜真淳は「日本会議」所属のトンデモ極右

昨日(19日)、宜野湾市長選の情勢を報じる世論調査記事が沖縄2紙に掲載されたが、琉球新報沖縄タイムスはともに激戦を伝え、琉球新報が志村恵一郎氏の名前を先に出せば、沖縄タイムスは現職の佐喜真淳市長の名前を先に出した。つまり琉球新報の調査では志村氏わずかに優勢だが、沖縄タイムスの調査はその逆の結果になった。まさに大接戦だ。

志村、佐喜真氏が接戦 宜野湾市長選世論調査 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

志村、佐喜真氏が接戦 宜野湾市長選世論調査
2016年1月19日 05:05

 【宜野湾市長選取材班】琉球新報社沖縄テレビ放送(OTV)は合同で15〜17日の3日間、24日投開票の宜野湾市長選に向けて、市内の有権者を対象に電話による世論調査を実施した。本紙の取材を加味して情勢を分析したところ、元県幹部で翁長県政与党が支援する新人の志村恵一郎氏(63)=無所属=と、再選を目指す現職の佐喜真淳氏(51)=自民、公明推薦=が横一線で並ぶ接戦を繰り広げている。回答者の9割以上が市長選に関心があると答え、昨年12月末の本紙単独調査よりも市民の注目は高まっている。投票日を間近に控えて8割が投票先を決めた。残り2割の無党派や若者層などの掘り起こしが勝敗の鍵を握りそうだ。

 最大争点となる米軍普天間飛行場の返還・移設問題では「県外移設」「国外移設」「無条件の閉鎖撤去」と回答した人の割合は合計で74・4%で、前回調査より3・3ポイント上がった。「辺野古移設」「辺野古以外の県内移設」は計14・3%だった。
 普天間辺野古移設問題をめぐり、翁長雄志知事が前知事の埋め立て承認を取り消したことについて、「支持する」「どちらかと言えば支持する」と回答したのは合計で61・8%だった。「支持しない」「どちらかと言えば支持しない」は計20・0%だった。
 投票する候補者を決める際に重視する点について「普天間飛行場問題などの基地問題」が55・4%で前回同様に最も高かった。基地問題を重視する回答者のうち、佐喜真氏に投票すると決めた人は3割弱、志村氏は5割強だった。
 13・7%で2番目に高かった「経済振興・雇用対策」で、佐喜真氏に投票すると決めた人は5割強、志村氏は2割だった。
 政党別の支持率は自民が18・0%と最も高く、社民6・5%、共産4・4%と続いた。支持政党なしは46・3%だった。
 現職の佐喜真氏は推薦を受ける自民の9割弱、公明の9割を固めた。新人の志村氏は社民と共産の8割、社大の7割強を固めた。民主は両氏に割れた。

琉球新報より)


佐喜真・志村氏が激戦 無党派層で拮抗 宜野湾市長選情勢調査 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

佐喜真・志村氏が激戦 無党派層で拮抗 宜野湾市長選情勢調査
2016年1月19日 16:54

 24日投開票の宜野湾市長選で、沖縄タイムス社は17、18の両日、朝日新聞社琉球朝日放送(QAB)と合同で、宜野湾市内の有権者を対象に電話調査し、取材で得た情報を合わせて告示直後の情勢を探った。再選を目指す現職の佐喜真淳氏(51)=自民、公明推薦=と、新人で元県幹部職員の志村恵一郎氏(63)の無所属2氏が激戦を繰り広げている。有権者の約3割が投票態度を明らかにしておらず、投開票日までに情勢が変わる可能性もある。

 投票態度を明らかにした人を分析すると、佐喜真氏は推薦を受けた自民党支持層の大半を固めた。

 一方の志村氏は、普天間飛行場辺野古移設阻止を掲げる「オール沖縄」を構成する各政党に浸透している。

 全体の6割余りを占める無党派層からの支持は拮抗(きっこう)している。

 情勢調査と同時に実施した世論調査では、争点となっている普天間飛行場の望ましい移設先などを聞いた。「国外に移設する」が43%、「県外に移設する」が29%。合計すると、72%が県内移設ではない解決方法を求めている。

 「名護市辺野古に移設する」は18%、「県内の別の場所に移設する」は2%にとどまった。

 投票する人を決めるとき、何を一番重視するか聞いたところ、最も多かった回答は「普天間飛行場の移設問題」で44%。「経済や福祉政策」が36%で続き、「候補者の経歴や実績」(10%)などの回答を大きく引き離した。

 移設問題をめぐる翁長雄志知事の姿勢を評価するかどうかは「評価する」が51%、「評価しない」が29%だった。

 投票に「必ず行く」と答えた人は83%で、「できれば行きたい」が14%、「行かない」は2%だった。

<調査の方法>

 17、18の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、宜野湾市内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1178件、有効回答は744人。回答率は63%。

沖縄タイムスより)


ところで、現職市長の佐喜真淳というのは日本会議所属のトンデモ極右らしい。「似非リベラル」として私が嫌ってやまない日刊ゲンダイの記事を、節を屈して以下に引用する。

園児が教育勅語を唱和…宜野湾市長が出席した大会の異様|日刊ゲンダイDIGITAL

園児が教育勅語を唱和…宜野湾市長が出席した大会の異様
2016年1月14日

 今月24日に投開票される沖縄県宜野湾市長選。現職で与党推薦の佐喜真淳氏(51)の再選を阻めば辺野古移設の歯止めになることから、全国的な注目度も高い。

 もっとも、それ以前にこんな人物を再選したら、宜野湾市民は常識を疑われることになりそうだ。

 2年前に宜野湾市民会館で開催された「沖縄県祖国復帰42周年記念大会」の動画がネット上で流れており、これに佐喜真市長も出席しているのだが、「まるで北朝鮮みたい」と突っ込まれるほどヒドイ内容なのだ。

 オープニングでは地元保育園の園児が日の丸のワッペンをつけた体操着姿で登場。猿回しの猿というか、北のマスゲームように「逆立ち歩き」「跳び箱」をさせられ、それが終わると、全員で〈立派な日本人となるように、心から念願するものであります!〉と「教育勅語」を一斉唱和させられるのだ。

 それが終わると日本最大の右翼組織「日本会議」の中地昌平・沖縄県本部会長が開会宣言し、宮崎政久衆院議員といった面々が「日本人の誇り」について熱弁を奮う。この異様な大会の“トリ”を務めたのが佐喜真市長であり、やはり「日本人としての誇りを多くの人に伝えていきたい」と締めくくった。

 佐喜真市長が日本会議のメンバーかどうかは知らないが、善悪の判断がつかない園児に教育勅語を暗唱させ、一斉唱和させるなんて戦前そのものではないか。

日刊ゲンダイより)


上記記事が言及している動画は下記。日刊ゲンダイは「佐喜真市長が日本会議のメンバーかどうかは知らないが」などと書いているが、下記の動画は「日本会議チャンネル」の制作。



日本会議のウェブページにある、「日本会議の行動の記録」にも、「沖縄県祖国復帰42周年大会」の動画が紹介されている。


こんなのもみつかった。


どう考えても、佐喜真淳が「日本会議」のメンバーであることは間違いない。

宜野湾市民は、こんな極右政治家を再選させてはならない。