kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「日本に好意的な韓国メディア」として『世界日報』を紹介する「サンデーモーニング」(呆)

 TBSの「サンデーモーニング」、この記事を書いている時点で放送中だが、昨年(2018年)岸井成格が亡くなって以来精彩を欠くようになった。最近は特に番組の右傾化が著しく、番組冒頭の三題噺か、さもなければ番組最後の「風を読む」のコーナーで必ず韓国批判をやるようになった。今日も例外ではなかったが、コメンテーター席に岡本行夫田中秀征も不在のせいか、コメントはおとなしめだった。

 しかしその代わりに、TBSはトンデモをやらかしてしまったのだった。

https://twitter.com/TanakaShinsyu/status/1089305326065639424

TBSサンデーモーニングで、日韓問題について、大統領に批判的で日本に好意的な韓国メディアの論調を紹介していたけど、いや世界日報はマズいでしょう。文が鮮明な新聞ですよ。CNNが日本メディアの論調として「聖教新聞」を紹介するようなもの。日本政府を擁護したくても一線を越えてはいけません。

15:33 - 2019年1月26日


 「文が鮮明な新聞」に笑ってしまったが、同時に安倍晋三がまだ第3次小泉内閣官房長官だった2006年6月に発覚した、統一協会系の大会に安倍が祝電を送った一件を思い出した。

 私はその件をきっかけに、ブログで安倍晋三を批判するようになったのだった。『きまぐれな日々』を同年4月に開設して以来、安倍批判に参入するきっかけを狙っていたのだが、あれで「行ける」と思った。

 しかしその考えはあまりにも甘かった。安倍批判は「統一協会祝電事件」ではネットのごく一部を除いて全く盛り上がらず2006年9月に総理大臣になったし、安倍は1年後に政権を投げ出したものの、その後の5年間で安倍の(政治生命の)息の根を止め損ねたばかりに、安倍は2012年に自民党総裁、次いで内閣総理大臣に返り咲き、それと同時に悪夢の「崩壊の時代」が始まったのだった。

 それから6年あまり。私のブログ人生のこれまで13年弱の後半は「崩壊の時代」の重苦しさに塗り潰された。

 そして今、「リベラル」の代表的なテレビ番組としてネトウヨ(「安倍信者」)の目の敵にされていた「サンデーモーニング」が、ついに安倍晋三や岩田明子(NHK)と一体化した。TBSは「越えてはいけない一線」をいとも簡単に越えてしまった。これがこの12年半の日本が行き着いた先だった。


 これが「はてなダイアリー」としての『kojitakenの日記』の最後の記事になります。これは明日、1月28日をもって「はてなダイアリー」の更新が停止されるためです。

 この日記の開設は、2006年7月29日でした。それから12年半を迎える2日前に最後の日を迎えました。当初は『きまぐれな日々』の補助ブログとしての位置づけでしたが、2011年頃からこちらが事実上のメインブログになりました*1

 このあと、日記のコメント欄を一時凍結し(これまでのコメントは表示はされるが新たなコメントは書き込めない)、ブログの移行作業が終わり次第、同じ『kojitakenの日記』のタイトルで「はてなブログ版」として再開します。この日記と同様、はてなIDでログインしたユーザーのみコメント可能に設定する予定です。

 引き続き、はてなブログ版『kojitakenの日記』をよろしくお願いします。

*1:アクセス数は2012年がピークで、「崩壊の時代」に入ってからは年々減少した。「はてなカウンター」は2017年8月に停止され、それ以後はログの残らない「ページビュー」を目安にしたが、最後に確認した時点で累計25580360件だった。今後は自分のブログで8桁のアクセスカウントを見ることはもうないだろう。