kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

金澤結衣は「他党の公認を得た、公募を出したなどの噂が出ておりますが、公認も得てないですし、公募も出しておりません。」とはXに書いたが‥‥

 維新に離党届を出した「東京15区支部長」金澤結衣は、そのことを明らかにした下記Xでは、いちおう自民党などの他党入りを否定している。

 

 

 埋め込みリンクに反映されない箇所に、金澤は次のように書いている。

 

他党の公認を得た、公募を出したなどの噂が出ておりますが、公認も得てないですし、公募も出しておりません。

 

 だが、金澤がこう書いたからと言って、下記のようにみるのはいささか甘いと思う。

 

 

 自民党から出馬するのに、必ずしも公募に応じる必要はない。自民党からアプローチがあれば良いのだし、仮に金澤が上記Xをポストしたあとに公募に応じたとしても、Xに嘘を書いたことにはならない(自民党の公募は17日まで行われている)。

 そして、何よりも自らのサイトやXアカウントから「維新」の2文字を消した意味は非常に大きい。金澤が真に自立した、自分の足だけで立てるほどの政治家であればあり得なくもないが、私はそうはみていない。

 そう、金澤は、政党の公認や推薦なしで勝てるほど「強い候補」ではない。

 上記「カタコト明明」氏のポストへの反応より。

 

 

 須藤元気には唯一の「江東区出身」のメリットと、下町に似合う庶民性がある。そのどちらの要件も金澤は欠いている。

 

 

 須藤は地道に活動している。補選直後に南砂町の商店街で補選の時と同じ襷を着用してチャリを漕ぐ須藤と出くわしたことがある*1。ポスターなどもそれなりに貼っていて、立民現職の酒井菜摘と比較しても、むしろ須藤のポスターの方が目立つくらいだ。

 須藤こそ本当の無所属で、(総)支部長が党から支給も当然ながら受けようがないから、その点だけは評価できる。ただ、須藤も自民党入りすれば高い確率で当選できる人物でもある。先の補選でも自民党支持層からかなりの票を得ていた。潜在的な得票力は、むろん金沢を上回る。裏を返せば、自民党から(金澤だか他の人だかは知らないが)公認候補が出れば、先の補選にように2位に食い込む離れ技を再現することは全くできない。だから、須藤もまた自民党の毒牙にかかる可能性が消え失せたわけではない。自民党(の中央)はそのあたりを冷徹に計算しているものと推測される。

 

 

 補選で金澤が馬場伸幸や音喜多駿に足を引っ張られたのは確かだから金澤には「気の毒な面」も少しはある。

 しかし、今井瑠々に「気の毒な面」なんかいったいどこにあるのだろうか。

 

 

 結局、今井も金澤と同じで極右や新自由主義に平気でなびく人間だったということだ。金澤はまだ先日まで新自由主義政党に属していて、Xのプロフィールにも「頑張っている人が報われる社会」というネオリベ人士の決め台詞を使って旗幟を鮮明にしている分だけ、猫を被りまくっていた今井より正直な分救いがあるくらいだ。少なくともネオリベという点では人を騙そうとはしていなかったということだから。

 

 

 野田聖子もまた、小泉進次郎陣営に走るような人だからね。

*1:須藤とは対照的に、先の補選投票日前日の門前仲町での街宣を唯一の例外として、私が金澤と出くわしたことは一度もない。