kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

"石破氏の構想が今も変わっていないのであれば、「定数3の中選挙区での完全連記制」を想定していると思われる。 そうであれば「多様な民意の反映」や「中小政党へのメリット」は無いのではないか。" (「世論分析と選挙情勢予測」氏のX)

 選挙制度の話。

 

 

 「定数3」と「完全連記制」というのがミソで、これをやると小選挙区制とあまり変わらない第一党有利の選挙制度になるというのはわかる。

 そもそも私は中選挙区制に反対で、比例代表制をベースにして「人を選ぶ」観点も取り入れた制度が良いと思うが、下記のような旧オザシン系論者の意見は論外だ。

 

 

 同じ人物は直前に下記Xをポストしている。

 

 

 改憲を阻止したいのであれば小選挙区制こそ真っ先に批判しなければならないだろう。もっともこの人物は財政再建論者らしい。完全な新自由主義者だ。

 

 

 結局何もわかっていない人なのだろう。しかしこんな人に17万近くのフォローがある。

 なお比例代表制を中心とした制度を言い出す政党が事実上ないことについては、比例代表を採用している国の大半で実施されている「阻止条項」が関係していることは間違いないだろう。これは別名「足切り条項」ともいう。もっとも多く採用されているのは5%であって、たとえば現在の社民党が得票率5%のハードルを超えることはほぼ不可能だ。

 

 しかし民民11.32%、新選組6.98%、共産6.16%などは5%をクリアしている。共産党はずっと小選挙区制反対だが、新選組や民民ははっきりしない。小沢一郎小選挙区制論者であることと関係があるかどうかは知らない。

 しかし石破の方から選挙制度改変を言い出しているタイミングで野党が梨の礫というのではあまりにも不甲斐ない。それこそ「対案を出せ」と言いたい。