kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

高市早苗自維N内閣は「いつまで持つか」ではなく「いかに短期間で終わらせるか」が有権者に課せられた課題

 とうとう明日(10/21)最悪の高市早苗自維N内閣が発足しそうだが、昨日は島根県大田市長選で自公が推す候補が共産党系候補に僅差で迫られて薄氷の当選になったらしい。

 

 

 地方選だから告示は10月12日であり、公明党の連立離脱の2日後。今後も国政と地方選は別だとして自公推薦候補はこれまで通り出るのかもしれないが(そもそも立民その他が乗っかる相乗り候補は今も普通だ)、高市自維N内閣の今後を暗示するような選挙結果だ。

 ビジネスエセ阪神ファンである吉村洋文(その正体は読売ファン)とは違って高市は 熱心な阪神ファンらしいが(そういえば小池百合子も同じだ)、その「奈良の×鹿」高市が事実上迫害しているのが大阪と兵庫の自民党である。特にタイガースの本拠地甲子園球場がある兵庫県自民党に対する仕打ちは実にひどい。なにしろN党と共同会派を作ったのだから。

 ところで高市は2003年の衆院選奈良1区で比例復活もできずに完全落選したことがある。私はそれに祝杯を挙げたからよく覚えているのだが、なぜあの時高市はそんな惨敗をしたのだろうか。

 その前年に田原総一朗が司会するテレビの番組で靖国問題についてイキって極右発言を繰り返した高市が田原の逆鱗に触れて「無知で下品」云々と田原に批判された時に動揺して涙を流した一件が響いたのではないかと私は推測している。しかしあの一件など私のような執念深い人間でもなければ誰も覚えていない。

 つまり高市とは「(頭が)切れる人」ではなく「キレやすい人」であって、すぐに感情的になる悪癖がある。そんな人に国政は任せられないと奈良1区の有権者は思ったのではないか。

 その後奈良2区に転じて選挙では無敵を誇るようになったが、「キレやすい」性格は変わっていない。例の公明党候補に刺客を送る云々も、10月10日に公明党の斉藤鉄夫に連立解消を通告された時に飛び出した発言だという。

 最近も高市は食事も喉が通らなかったらしく、みるみる痩せこけて、斉藤との会談後には「鬼の形相」をあらわにしていたが、そのような人物にまともな外交ができるのだろうかと思う。

 あるいはN党との共同会派にしても、あれは常識を持った政治家のやることではない。実際に動いたのは極右参院議員の西田昌司だという説があるが、それにしてもひどい。N党は衆院には議席を持っていないから、あれは数合わせというより高市の「わが闘争」宣言みたいなものではなかっただろうか。

 高市早苗とは、ことほどさように尋常ではない政治家である。危険きわまりない。

 高市内閣が「いつまで持つか」などという悠長な話ではなく、「いかに短期間で高市内閣を終わらせるか」が日本の有権者に課せられた課題なのではないか。

 リズ・トラス政権を49日で終わらせたイギリス国民のようにいくとは思えないが。