kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

トランプ氏、高市氏に台湾巡り中国を刺激しないよう助言-WSJ (Bloomberg)

 トランプが高市早苗に中国を刺激するなと助言したと米WSJが報道した。下記はそれを伝えるブルームバーグの記事。

 

www.bloomberg.co.jp

 

 時間がないので記事の引用は省略するが、さもありなん。かねてから藪中三十二らが指摘し続けていた通りだったなと思った。藪中はサンデーモーニングのある回でトランプと露中朝の指導者の対立構図を描くのは誤りで、トランプが露中朝の指導者たちと同じ括りに入る政治家だと指摘し、最近高市早苗が例の「存立危機事態」に関するアブナイ答弁をしたあとには、バイデンからトランプに代わってアメリカの対中政策が変わったことを高市が理解していないとして高市を批判していた。藪中は何もリベラルの人間ではなく、単なる現実的な保守の人間である。最近はそんな保守の藪中ばかりか、明らかに右翼の範疇に入り、「アベ友」として悪名高かった田崎史郎が「媚中」だとしてネトウヨやタカシン(サナシン)たちに非難されているが、同じ右翼ではあっても多少の理性が残っている人間なら眉をひそめずにはいられないものが高市にはあるということだ。

 一方、互いに反発し合っているくせにネトウヨやタカシンには、というより高市に取り入りたくてたまらないのが玉木雄一郎や山尾(菅野)志桜里のようなクズ政治家たちであり、高橋洋一のようなクズ学者たちである。そんな高橋をろくすっぽ批判できなかった松尾匡も、そろそろ本格的に厳しく批判されるべきだろう。そんな松尾につながっている山本新選組の経済政策の責任者・長谷川羽衣子らとともに。ここで挙げた玉木、山尾、高橋、松尾、長谷川らは「馬脚を現した」というべきだろう。もっとも長谷川が馬脚を現したのは2022年の「トラス・ショック」の頃からではある。本当なら日本もイギリスに倣って高市を49日で政権から追わなければならない状況だが、そうはなりそうにもない。

 WSJの報道は事実である蓋然性が極めて高いが、高市内閣の官房長官である木原稔という、これも札付きのトンデモ系極右政治家は「事実ではない」としてこれを否定した。下記は上記と同じブルームバーグの記事。つまりブルームバーグは両論を紹介したわけだ。

 

www.bloomberg.co.jp

 

 これも記事の中心部分の引用はしないが、

  報道した米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に対して記事の取り下げを求めるか問われ、「既に申し入れを行った」と話した。

というから穏やかではない。

 日本では共同通信朝日新聞WSJの報道の側に立った記事を出しているが、朝日の記事には日本政府関係者から裏を取ったことが書かれている。

 

www.asahi.com

 

 これは有料記事なので記事末尾に無料プレゼントのリンクを張るが、無料部分に

複数の日本政府関係者への取材でわかった。

と書かれている。高市政権は「頭隠して尻隠さず」なのである。

 弊ブログは、というより私はたとえば藪中三十二のような保守人士は全然好きではないが、一連の高市の妄動に関する藪中の論評は的確だと思う。

 今求められるのは、「高市政権が長期政権になる可能性が高い」などと言って傍観を決め込むのではなく、一日も早く高市政権に終止符を打つことだ。この政権ほど、右の人たちが大好きな「国益」を損ねる政権はないと私は確信している。

 「解散するなら今しかないぞ」と高市を煽るようなことを書くのも論外 だと思う。もちろん今解散をやっても理屈通りなら三春充希氏の分析通り自民党が負ける可能性が高いが、本当に高市が腹を括って「岸破」(ヤフコメで見かけた表記を借りた)をターゲットとして「自民党をぶっ壊す」劇場型選挙に打って出たら思わぬ結果になる可能性もないではない。私は高市はそんなことができる人間ではないから今の今まで自民党に所属し続けているのではないかと思っているけれども。

 下記は上記朝日新聞デジタル有料記事の無料プレゼントのリンク。

 

digital.asahi.com

 

 リンクの有効期限は29日午前8時00分。