kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢一郎、「嫌疑不十分」で不起訴へ

小沢一郎は、「嫌疑なし」と「起訴猶予」の中間、「嫌疑不十分」で不起訴だそうだ。「真夏のように熱い」2月にはなりそうもない。しかし、石川議員は起訴されるようだ。
http://www.asahi.com/national/update/0203/TKY201002020494.html

小沢氏、不起訴の方向 4億円不記載で検察検討

2010年2月3日3時4分

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体陸山会」の土地取引事件で、検察当局は、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で刑事告発された小沢氏については不起訴処分(嫌疑不十分)とする方向で検討していることがわかった。

 東京地検特捜部は、同法違反容疑で逮捕した元秘書ら3人の調べを勾留(こうりゅう)期限の4日まで続け、小沢氏と併せて処分を最終決定する方針だ。実務を担当した元秘書の衆院議員・石川知裕(ともひろ)容疑者(36)と、会計責任者だった公設第1秘書・大久保隆規(たかのり)容疑者(48)を4日に起訴する見通し。元秘書の池田光智容疑者(32)については関与の度合いを慎重に検討するとみられる。

 検察当局は、小沢氏に虚偽記載の認識などがあったかどうかの解明を進めてきた。だが、陸山会が土地を購入した原資4億円などを政治資金収支報告書に記載しなかった行為に小沢氏が関与した証拠は2日の時点では不十分とみている模様だ。

 一方、石川議員と池田元秘書は故意に虚偽の記載をした事実を認め、「大久保秘書にも報告した」と供述していたが、大久保秘書も最近になって、事実と違う記載をする旨の報告を受け了承したことを認めたことが判明した。大久保秘書は当初、「2人に任せきりで報告も来ていない。会計責任者としての報告書の署名も代筆だ」と関与を否定していた。

 ただ、石川議員ら3人は、虚偽記載に対する小沢氏の明確な関与や、4億円の原資にゼネコン側からの裏金が含まれることは否定しているという。

 3人は2004年10月、原資不明の計4億円で東京都世田谷区の宅地を約3億5千万円で購入し、07年に同額の4億円を小沢氏に戻すなどした収支を報告書に記載しなかった疑いが持たれている。小沢氏に対しても、都内の市民団体から告発状が提出されていた。

asahi.comより)

早くも、外国人参政権の問題や取り調べ可視化の問題で、検察と小沢一郎が取り引きしたのではないかとの憶測も流れている。特に、取り調べ可視化は絶対に必要な改革であり、衆議院議員の大部分が賛成している案件でもあるから、足踏みは許されない。

毎日新聞の「えらぼーと*1で取り調べに反対と回答した衆議院議員の一覧表も、近日中にブログで晒すつもりである。

"ozawakannjicyou"って?

「2月1日の週は熱い真夏のような熱い週となるであろう」という城内実センセのご託宣*1とは裏腹に、日本列島には寒波が襲来して寒い日が続いている。

興味深いのは、国籍法改正問題*2の時にも眞鍋かをりさんポスター事件*3の時にも城内実支持を止めなかったネットの左派系の人たち(その多くは陰謀論者)が一斉に城内実離れを起こしていることだ。掲示板運営をめぐっていがみ合っている、ともに小沢一郎支持系の「どなんとぅ」氏と「SOBA」氏などがその代表格だ。めんどくさいのでリンクは張らないけれど。

特に批判が集中しているのは、

 五、国策捜査だとか取り調べの全面可視化が必要だと叫び、検察に対する悪のイメージを流布したり、挑発するようなことを言えば言うほど、検察側は淡々と法と正義にのっとって処理せざるをえなくなる。

のくだりである。城内実自身が「取り調べの全面可視化」に反対していることはもはや知れ渡っていることもあって、城内は、「検察のネット恫喝工作情報を垂れ流している」などと非難されている。いうまでもなく彼らの批判は正当であり、城内実は批判されるに相当する。

ところで、城内実は最新エントリで精一杯の虚勢を張っている。
◎ 政 治 ◎ 小沢一郎幹事長不起訴報道 « 城内 実(きうちみのる) オフィシャルサイト

 小沢一郎民主党幹事長不起訴報道で一喜一憂している方があまりにも多いので一言申し上げる。
 私は決して検察の味方でも自民党の味方でも小沢幹事長の味方でもない。が、検察はある筋から圧力を受けながらも法と正義にのっとって粛々と処理しているだけだということは分かる。
 もちろん世論の動向は無視できない。しかし、一部マスコミが小沢一郎幹事長不起訴ということであたかもこれで決着がついたかのような見方があるから本当にあきれたのだ。
 これからがはじまりである。国会での証人喚問をするしないといった問題もあるもし証人喚問をしないとなれば民主党は相当の覚悟をしなければならない。仮に証人喚問が行われた場合偽証罪ということも視野に入ってくる。

国会議員の文章としてはあまりにも稚拙だと思うが、それはさておき、城内ブログでいつも注目されるのはパーマリンクの文字列である。

今回は、http://www.m-kiuchi.com/2010/02/03/ozawakannjicyoukorekarahajimari/ である。

突っ込みどころは "kannjicyou" であって、"n" が重なっていることと、"cyou" という判読できない綴りが存在することが興味深い。ヘボン式でも訓令式(日本式)でもない「城内式ローマ字」なのだろうか。

『週刊朝日』山口一臣編集長に東京地検特捜部が出頭を要請

当ブログにいただいたコメントより。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100203/1265152140#c1265183388

mayaya_jujitsu 2010/02/03 16:49 初めまして、いつも興味深く拝見させております
さて、ツイッター上では現在、小沢氏の起訴よりも遥かに深刻であろう「週刊朝日編集長に東京地検が出頭要請」で大騒ぎになっております

いまだ情報が錯綜しているため、確実なところがわかるまでもう少し待たねばならぬと思いますが、
有田芳生氏やhttp://twitter.com/aritayoshifu
岩上安身のツイッターhttp://twitter.com/iwakamiyasumi
また、J-castニュースhttp://www.j-cast.com/2010/02/03059378.html
によりますと、
「子ども『人質』に女性秘書『恫喝』10時間」という週刊朝日に記事に対し、「捜査妨害」と地検が出頭要請
その話がネット上に広がると、地検は朝日新聞社に「出頭要請ではなく、抗議だけということにしろ」と圧力をかけた。そして週刊朝日山口編集長は明日出頭する。というような内容です。

kojitaken様よりちょっと小沢びいきの私としては、検察がここまで暴走化してるということは「小沢氏と検察との裏取引」疑惑はちょっと薄れたかなと思っているのですが
(勿論可視化法案等の改革は絶対進めてほしい)
おそらくメディアでは報道されないであろうこの報道弾圧を、せめてネット上だけでも広めてゆきたいと思いコメントさせていただきました。

しかしこれが本当なら、もはや朝日新聞社に報道機関としての価値は0と言えるでしょう

この件について、『広島瀬戸内新聞ニュース』がさっそく速報を出していたので引用する。
東京地検特捜部の暴走が止まらない・・「週刊朝日」に圧力 : 広島瀬戸内新聞ニュース(社主:さとうしゅういち)

岩上安身さんのTwitterより投稿順に転載させていただきます

http://twitter.com/iwakamiyasumi/status/


重要! 検察から、週刊朝日編集部に、出頭要請があったのは、事実だった!、情報が二転三転して申し訳ない。以下が真相。今日の午前中、検察から週刊朝日に対して、文書が届き、すぐに来てくれ、捜査妨害だ、話を聞きたいと。明白な出頭要請が。

重要!2 この出頭要請情報は、たちまち外部にも流れたが、これに対して、検察は記者クラブを通じて、朝日新聞本社に圧力。なんと朝日新聞本社は、この圧力に屈して、週刊朝日編集部トップに対し、抗議文が来たことだけにして、出頭要請は伏せろと指示。

重要!3 本社の圧力に対して、週刊朝日編集部トップは抵抗したが、本社側の強い圧力に押し切られた。編集部の平部員や、外部に対しては、出頭要請はなかった、抗議文だけだったということにして、山口編集長は、明日、出頭することになるという。

重要!4、検察の異常な強権発動、それに唯々諾々と従う記者クラブ、権力に屈して、身内を売り、出頭がなかったことに偽装を強要する朝日新聞社、それらすべてに、断固として、抗議する。


東京地検特捜部はついに暴走に歯止めがかからなくなったようです。

昔から朝日新聞社という会社は、朝日新聞本紙には載せられない新左翼シンパの記事を『朝日ジャーナル』に載せる一方で、百目鬼恭三郎(どうめき・きょうざぶろう、朝日新聞学芸部に在籍していた右翼記者、故人)や谷沢永一のコラムを『週刊朝日』に載せるなどの「ガス抜き」をしてきた伝統がある。最近の『週刊朝日』もその延長線上にあるに過ぎないと思い、一部の人たちにもてはやされている『週刊朝日』を私は冷ややかに見ていた。

しかし、そんな『週刊朝日』の編集長にまで出頭要請するとは。東京地検特捜部はやはり常軌を逸している。朝日新聞社はって? 5年前に安倍晋三と故中川昭一に屈した会社にいったい何が期待できるというのか。

[PS]
出頭要請は誤報でした。