kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「安倍晋三を批判する言論が絶え果てた」という言葉の意味

あまりにも当たり前だと思っていたから今まで明記しなかったけれど、最近しばしば私が書く「安倍晋三を批判する言論が絶え果てた」とは、いうまでもなく「安倍晋三を批判する人が誰もいなくなった」という意味ではなく、「安倍晋三を批判する言論が現実の政治への影響力を失った」という意味です。そういう意味でなければ安倍晋三を批判している自分自身も否定することになってしまうから明らかだろうと思っていたのですが。

その意味で、きまぐれな日々 安倍晋三を批判する言論が絶え果てた「崩壊の時代」に思う(2013年4月30日)についた下記のコメントなど「何言ってんのあんた」ってとこかな。


http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1300.html#comment16357

安倍晋三を批判する言論が絶え果てた


えっ、保守の安倍批判ブログが増殖してるけど・・・・

格言「小泉は右から攻めろ」通り「安倍は右から攻めろ」よ。

◇WJFプロジェクト       http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/
◇まさか、右翼と呼ばないで!   http://politiceconomy.blog28.fc2.com/
◇ポン吉のブログー反TPP宣言ー http://ameblo.jp/ponkiti-2013/
◇真実の政治家(保守派通信)   http://d.hatena.ne.jp/shinjitunoseijika/
◇亡国壺三を切る         http://botsubo.publog.jp/

2013.05.06 00:58 牧野弘幸


「右からの安倍批判」が全く何の影響力も持たないのは、自民党の政権奪回前に主にTPPを批判していたリアルの「ホシュ」たちが、政権奪回後に安倍晋三がTPP参加に走っても誰も止めるどころか批判もしないことから明らか。たとえば稲田朋美がそうだし、稲田朋美と対談して意気投合していた田中康夫も同罪。三橋貴明なんかあたかも「安倍晋三のTPPは良いTPP」と言わんばかりなんじゃないか? 奴の文章なんか読んでないから知らないけど(笑)。牧野氏が挙げた上記のブログ連は今でもTPP参加に走る安倍晋三を批判しているのかも知れないが、現実に与える影響力は皆無なんだよ。「左からの安倍批判」も影響力はほとんどないけど、「右から」はそれよりさらにひどい。何しろ影響力が「全く」ないのだから(笑)。


[参考記事]

凋落著しい維新の怪・西田譲と「幸福の科学」の「トンデモのいもづる」

「秋の日はつるべ落とし」を、まだ日の長い今のうちから何か月も前倒ししている橋下の「維新の怪」だが、今度は「幸福の科学」とのつながりが話題になっている。


「橋下維新」に公明・創価学会が嫌悪感:FACTA ONLINE より

(前略)
西田譲議員の「仰天」主張


そこへ、思わぬところで公明が顔色を変えるできごとが起きた。3月13日の衆院予算委で維新の西田譲議員が「福島第一原発事故では微量のセシウムが飛散しただけだ。低線量のセシウムは人体に無害だ。医学や科学に反する強制避難を直ちに全面解除するべきだ」と仰天の主張を繰り広げたのだ。西田の論法は幸福の科学の機関誌「ザ・リバティ」や幸福実現党の矢内筆勝党首が主張する内容そのまま。「維新には幸福の科学が食い込んでいるのか」という衝撃が広がった。

先の衆院選幸福の科学の信者や幸福実現党の候補者が維新の公認を受けて議席を得たのではないかとの噂が絶えない。西田は小林興起衆院議員の元秘書で、自民党の千葉県議だった人物だが、図らずも噂を裏付けた格好だ。維新の関係者が声をひそめて打ち明ける。

「他にもいるし、まだ増えそうです。維新は参院選では3千万円もの選挙費用の自己負担を求めているので候補者が集まらない。幸福実現党松井一郎幹事長らのところへ持参金付きで話を持ち込んでいるらしいですよ。松井さんだけでなくて東軍(旧太陽系)も受けているようですがね……」

創価学会幸福の科学犬猿の仲。「維新が信用ならないのは、橋下の手法もあるが議員の質が余りにもひどいからだ。西田の質疑はその典型だ」と学会の幹部は嫌悪感を隠さない。


落ち目の政党と「幸福の科学」の共闘といえば思い出されるのが、4年前の「自幸共闘」(自民党小池百合子幸福実現党の「コラボ」)である。


「自幸共闘」に追い込まれた自民党衆院選に惨敗したことは周知の通り。維新の怪の参院選大敗も期待できるかもしれない。もっともその後、自民党みたいに復活されてはたまったものではないが。

なお、西田譲がもともと自民党の千葉県議だったことも記憶しておきたい。「自幸共闘」のトンデモのいもづるもまた、未だに切れてはいないものと思われる。

石原慎太郎「維新は賞味期限迎えつつある」参院選に危機感(朝日)

老害石原慎太郎の「笑うしかない」妄言が朝日新聞(5/8)の4面に出ている。


http://www.asahi.com/politics/update/0507/TKY201305070358.html

石原氏「維新は賞味期限迎えつつある」 参院選に危機感


 日本維新の会は8日、大阪と東京に参院選選挙対策本部を立ち上げる。昨年の衆院選に続き、参院での勢力拡大を目指すが、1人区の候補者擁立は進まず、支持率も停滞。事態打開のため、国会議員団を中心に橋下徹共同代表の立候補を求める声が噴出している。

 「参院選をどう戦うかが重要なのに、維新は賞味期限を迎えつつある」。石原慎太郎共同代表は7日、国会内で開かれた国会議員団の役員会で危機感をあらわにした。ほかの議員からも「このままでは都議選も惨敗する」。石原氏が「橋下君の参院選への出馬を議員団の総意として伝えないといけない」と述べると、賛同の声が広がった。

 全国31の1人区で決まった維新の立候補予定者は、現在3人。橋下氏が掲げる「自公過半数阻止」と「改憲勢力で3分の2確保」の達成には、複数区のほか1人区でも、相当な数の当選者が必要になる。だが、維新内では「今の民意は自民党にある」(若手)として、厳しい見方が支配的だ。

 こうしたなかで強まる橋下氏擁立論について、大阪の党幹部の一人は「大阪都構想を実現する前に国政進出したら、大阪の人にも理解されない」と消極的。橋下氏も7日、記者団に「一部の国会議員からメールをもらったが、市長を辞職して(立候補)ということはできない」と、参院選立候補を重ねて否定した。

朝日新聞デジタル 2013年5月8日7時4分)


橋下より一足早く「賞味期限切れ」になった石原の妄言については「お前が言うな」の一語に尽きるが、石原が熱望する橋下の参院選出馬の可能性は全くない。あのガセネタしか書けないかと思われるほどの東スポ東京スポーツ)に正確に見通されている通りである。


橋下市長が参院選出馬「絶対にムリ」の理由

橋下市長が参院選出馬「絶対にムリ」の理由


 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(43)の国政進出が八方ふさがりだ。今夏の参院選に出馬も噂されたが、維新関係者は「絶対にムリ」と断言。その理由とは…。

 橋下氏の泣き所の1つとなっているのが、共同代表の石原慎太郎(80)の急激な衰えだ。維新関係者は「去年の衆院選までは目に活力があったけど、自民のあまりの圧勝っぷりに失望して今はもう元気がない。『石原代表』と声を掛けても気づかない。2月に入院したし、今の状態じゃ、橋下さんが期待した〝重し〟の役割は担えない」とバッサリだ。

 また、今夏の参院選の出馬も厳しい。首長との兼職禁止規定のため、橋下氏が参院選に出るためには市長を辞める必要がある。そのため、橋下氏は「市長を投げ出すことはできない。参院選には出ません」と言い切っていたが裏では出馬に向け、さまざまな作戦を練られていた。しかし、全ての面でネックとなったのが橋下氏の辞職に伴う大阪市長選だ。「橋下さんが辞めたら、絶対に次の市長選は勝てない。平松(邦夫前市長=64)さんが出る気満々で前回の市長選で圧勝できたのは橋下さんだから。他の人だったら勝てなかった。今も平松さんを支持している人は多い」(ある維新市議)。

 大阪市長の座を奪われれば、大阪都構想の実現は暗礁に乗り上げることは確実。市長選に負けることは維新の最大の魅力である都構想という改革の旗印を失うことを意味している。「衆院選で数少ないアピールポイントだった『都構想』がなくなれば、いよいよ聴衆に対して言うことがなくなる。参院選に橋下さんが出たら、ある程度は票が見込めるけど次がなくなる」(前出市議)と橋下氏の出馬は失うものの方が大きいという。

 現状の府と市の水道事業の統合も市議会の反発が大きく、市政運営もうまくいっているとは言えない。全国的に存在感を失いつつある維新にとって橋下氏の参院選出馬が逆転の一手となる可能性は低く、厳しい現状を打開できる方法はなさそうだ。

東京スポーツ 2013年05月01日 11時00分)


これは、あの東スポがこんなに理路整然とした説得力のある記事を載せるのかと唖然としたくらいまともな記事である(笑)。

統一協会とズブズブの民主党参院議員にして元「小沢一郎政策グループ代表幹事」の室井邦彦が議員辞職願を提出、維新の怪入りを狙う(呆)

http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/news/20130508-OYT1T00847.htm:

室井氏が議員辞職願、参院選に維新から出馬検討

 民主党に離党届を提出していた室井邦彦参院議員(66)(比例)は8日午前、平田参院議長あてに議員辞職願を提出した。

 室井氏は夏の参院選に他党から出馬する意向で、日本維新の会などと調整を進めている。室井氏の辞職に伴い、民主党の2007年参院比例名簿に従って、尾辻かな子氏(38)が繰り上げ当選となる見通しだ。参院民主党会派は85人で変わらず、第1会派は維持される。

 室井氏は4月19日に離党届を提出したが、民主党執行部は離党届の扱いを保留しており、室井氏の処分も未定となっている。室井氏としては党執行部の処分を待たずに早期に議員辞職することで、維新の会などとの交渉を加速させる狙いがある。室井氏は辞職願提出後、国会内で記者団に、「(民主)党籍を持ったまま次の政党へ行く(ための)活動をするのは気持ちがはっきりしない」と語った。

(2013年5月8日14時35分 読売新聞)


あまりにも見え透いた行動。半月前に書いた下記記事の通り。

統一協会とズブズブで維新の怪入りを狙う室井邦彦と田中康夫と小沢一郎のズブズブの関係(呆)

室井邦彦に関する補足。下記引用の末尾にあるリンクは切れているが、2007年に田中康夫がこんなことを書いていたようだ。

2007/12月26日(水) 郵政選挙で落選の憂き目に遭うも昨夏の選挙で参議院議員として復活した室井邦彦氏と歓談。 自由党民主党が合併直後の2003年秋に実施された総選挙時、冬柴鐵三氏が地盤とする尼崎市小沢一郎氏と入り、3人で商店街を練り歩いた間柄。 尼崎の皆さん、こんにちわ〜。日本を救う政治家・小沢一郎が、こよなくアマを愛する室井邦彦の応援にやって参りました。 私はアルプスの山から下りてきたカモシカやっしー田中康夫で御座いますぅ、なあんてハンドマイクで僕が喋りながら、魚屋のお父さんや八百屋のお母さんと握手、握手の効果も有ってか、見事、近畿比例ブロックで当選。 http://spa.fusosha.co.jp/spa0004/ent_3541.php


室井邦彦はかつて「小沢一郎政策グループ代表幹事」だったが、それ以上に田中康夫とは異様に親しいようだ。