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古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

石原慎太郎「維新は賞味期限迎えつつある」参院選に危機感(朝日)

老害石原慎太郎の「笑うしかない」妄言が朝日新聞(5/8)の4面に出ている。


http://www.asahi.com/politics/update/0507/TKY201305070358.html

石原氏「維新は賞味期限迎えつつある」 参院選に危機感


 日本維新の会は8日、大阪と東京に参院選選挙対策本部を立ち上げる。昨年の衆院選に続き、参院での勢力拡大を目指すが、1人区の候補者擁立は進まず、支持率も停滞。事態打開のため、国会議員団を中心に橋下徹共同代表の立候補を求める声が噴出している。

 「参院選をどう戦うかが重要なのに、維新は賞味期限を迎えつつある」。石原慎太郎共同代表は7日、国会内で開かれた国会議員団の役員会で危機感をあらわにした。ほかの議員からも「このままでは都議選も惨敗する」。石原氏が「橋下君の参院選への出馬を議員団の総意として伝えないといけない」と述べると、賛同の声が広がった。

 全国31の1人区で決まった維新の立候補予定者は、現在3人。橋下氏が掲げる「自公過半数阻止」と「改憲勢力で3分の2確保」の達成には、複数区のほか1人区でも、相当な数の当選者が必要になる。だが、維新内では「今の民意は自民党にある」(若手)として、厳しい見方が支配的だ。

 こうしたなかで強まる橋下氏擁立論について、大阪の党幹部の一人は「大阪都構想を実現する前に国政進出したら、大阪の人にも理解されない」と消極的。橋下氏も7日、記者団に「一部の国会議員からメールをもらったが、市長を辞職して(立候補)ということはできない」と、参院選立候補を重ねて否定した。

朝日新聞デジタル 2013年5月8日7時4分)


橋下より一足早く「賞味期限切れ」になった石原の妄言については「お前が言うな」の一語に尽きるが、石原が熱望する橋下の参院選出馬の可能性は全くない。あのガセネタしか書けないかと思われるほどの東スポ東京スポーツ)に正確に見通されている通りである。


橋下市長が参院選出馬「絶対にムリ」の理由

橋下市長が参院選出馬「絶対にムリ」の理由


 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(43)の国政進出が八方ふさがりだ。今夏の参院選に出馬も噂されたが、維新関係者は「絶対にムリ」と断言。その理由とは…。

 橋下氏の泣き所の1つとなっているのが、共同代表の石原慎太郎(80)の急激な衰えだ。維新関係者は「去年の衆院選までは目に活力があったけど、自民のあまりの圧勝っぷりに失望して今はもう元気がない。『石原代表』と声を掛けても気づかない。2月に入院したし、今の状態じゃ、橋下さんが期待した〝重し〟の役割は担えない」とバッサリだ。

 また、今夏の参院選の出馬も厳しい。首長との兼職禁止規定のため、橋下氏が参院選に出るためには市長を辞める必要がある。そのため、橋下氏は「市長を投げ出すことはできない。参院選には出ません」と言い切っていたが裏では出馬に向け、さまざまな作戦を練られていた。しかし、全ての面でネックとなったのが橋下氏の辞職に伴う大阪市長選だ。「橋下さんが辞めたら、絶対に次の市長選は勝てない。平松(邦夫前市長=64)さんが出る気満々で前回の市長選で圧勝できたのは橋下さんだから。他の人だったら勝てなかった。今も平松さんを支持している人は多い」(ある維新市議)。

 大阪市長の座を奪われれば、大阪都構想の実現は暗礁に乗り上げることは確実。市長選に負けることは維新の最大の魅力である都構想という改革の旗印を失うことを意味している。「衆院選で数少ないアピールポイントだった『都構想』がなくなれば、いよいよ聴衆に対して言うことがなくなる。参院選に橋下さんが出たら、ある程度は票が見込めるけど次がなくなる」(前出市議)と橋下氏の出馬は失うものの方が大きいという。

 現状の府と市の水道事業の統合も市議会の反発が大きく、市政運営もうまくいっているとは言えない。全国的に存在感を失いつつある維新にとって橋下氏の参院選出馬が逆転の一手となる可能性は低く、厳しい現状を打開できる方法はなさそうだ。

東京スポーツ 2013年05月01日 11時00分)


これは、あの東スポがこんなに理路整然とした説得力のある記事を載せるのかと唖然としたくらいまともな記事である(笑)。