kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

中韓「電撃訪問」というが

安倍晋三首相が中国を公式訪問し、日中関係改善で中国首脳と一致したとのことで、マスコミもこれを歓迎している。
それ自体は結構なことなのかもしれないが、安倍内閣が当初ソフトムードでスタートすることは、私は予想していた。自分が電通の社員だったら安倍をどうプロモートするかと考えた時、小泉との違いを際立たせ、かつサプライズ効果を狙うとしたら、思いがけないハト派的動きでスタートするのが一番効果的であるのは、容易に思いつくことだからだ。つまり、これは安倍のイメージ戦略の一環に過ぎず、安倍が「羊の皮をかぶった狼」であることには何ら変わりがない。
中韓の「電撃訪問」にしても、政権成立直後にこういう動きをすることは、ネット情報を注意深く見ていれば予想できたことだし、私は「あり得る選択肢の一つだったな」としか思わない。
今後は、国民の理解が浅いうちに、安倍が教育基本法の改悪を狙っていることはほぼ間違いないから、何が何でもこれを阻止しないといけない。教育基本法が改悪されたら、あとは改憲へ一直線だからだ。安倍が「憲法改定をスケジュールに載せる初めての内閣だ」と公言していることを忘れてはならない。
そうそう、安倍がそういう動きを強める今後、有田芳生が安倍に対してどういう態度をとるかは見ものだ。立花隆と同じくらい安倍を厳しく批判するのであれば、見直してやらないでもないのだが。