kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

城内実を完全に超えた極悪レイシスト・片山さつきに呆れる

片山さつきという人間は、2005年から2009年まで衆議院を務めていた頃は、"bakawashinanakyanaoranai" という文字列をURLに埋め込んで、猛烈なレイシズムをむき出しにした文章で「『国籍法』の改悪に反対する!」と題したブログ記事*1を書いた片山の宿命のライバル・城内実のような愚行は犯さなかったと記憶する*2

その片山さつきが変わったのは、2009年衆院選城内実にリベンジされ、かつての城内同様に浪人生活の屈辱を味わって以来だろう。片山は翌2010年の参院選で国会議員に返り咲いたものの、昨年(2012年)自民党復党を果たした城内実と比較して、もはや国会議員として片山は明らかに城内より格下。そのライバル城内実に倣ってか、生活保護バッシングに精を出したりレイシズムむき出しのTwitterを連発したりする片山の姿は、その醜悪さにおいてかつての "bakawashinanakyanaoranai" の頃の城内実を完全に超えたというほかない。かつて同僚だった財務官僚たちも開いた口がふさがらない思いに違いない。かつて城内実を見下していたこの傲慢な元財務官僚は、今や自民党でも指折りの札付き不良議員に成り下がった。それにしても相次いで2人の極右レイシスト議員を排出した静岡7区っていったいどんな選挙区なんだろうか(笑)

さて、そんな片山さつきセンセがまたやらかしたようだ。


「中国人は金で人を殺す?」片山さつき議員がTwitterで暴論 安倍総理への反発か | ガジェット通信 GetNews

「中国人は金で人を殺す?」片山さつき議員がTwitterで暴論 安倍総理への反発か


5月7日、片山さつき議員が『Twitter』上で中国人に対する人種差別ともとれる発言をしたことが大きな波紋を呼んでいる。

内容は以下の通りだ。

「昨日飛行機で隣り合わせた台湾女性ビジネスマン“台湾と中国の人の最大の差は価値観。お金のため人殺しというのは台湾にはない。あとは中国韓国の国家的反日教育こそ、過去の呪縛で未来の世代を縛り続ける愚行”と。明快でした」


あくまで「台湾女性ビジネスマン」の発言としているが、「明快」と添えているので、片山議員自身これに賛同しているということであろう。同日には安倍総理自らが参院予算委員会で「一部の国、民族を排除する言動があるのは極めて残念なことだ」と人種差別、マイノリティへのヘイトスピーチが蔓延する世相に釘を刺したばかり。

在日韓国人排斥を訴える市民団体“在特会(在日特権を許さない市民の会)”関係者との交流も取り沙汰されている片山議員。問題のツイートは安倍首相の発言以後に行われたものであることから、反発の意があったかどうかは定かでないが、総務大臣政務官として内閣運営に関わる者としては責任を問われて当然の失態と言える。

これに対し中国出身の実業家、宋文洲氏は

片山さつきさんは、単にメディアに乗りたい薄っぺら政治家の一人に過ぎない」

「この発言は典型的なヘイトスピーチです」

「“バスで米国人女性と隣り合った。『日本と米国の違いについて、米国に金のために人を殺す人はいない』と、明快だ”。もし中国の議員がこんな発言した場合:?その米国人女性は実在しない。?「明快」と言った以上、自分が言ったと同じ。……と世界では考えられる。」

と片山議員の発言を非難しており、少なからぬ良識的なネットユーザーからの支持を集めている。他国や特定の層を攻撃して支持を得ようとする政治スタイルがこれ以上広がらないよう、本件の糾明が期待される。

(ガジェット通信 2013.05.10 18:45:18)


問題の片山さつきTwitterのURLは下記。

残念なことに、"bakawashinanakyanaoranai" という文字列をURLに埋め込んだ城内実のブログ記事と違って、URLの文字列を見ただけでは片山の腐った脳みそを窺い知ることはできないが、城内と片山に共通しているのは、おのれが書いたレイシズムむき出しのブログ記事なりつぶやきなりを削除していないことだ。さすがに宿命のライバルだけのことはある。

さて、宋文洲氏のTwitterは、記事に引用されたものに限っていえば胸のすく正論だ。1985年に来日し、日本で成功した実業家の宋氏のTwitter全般についていえば、経済問題に関しては典型的な新自由主義者の考え方に基づいているし、突然孫崎享の下記Twitterリツイートが現れたことにも大いに鼻白んだ。

孫崎 享
@magosaki_ukeru

韓国・オバマ・安倍:8日時事「朴大統領は米韓首脳会談で、オバマに”北東アジア地域の平和に、日本が正しい歴史認識持つ必要”と指摘」。オバマ・朴会談、親近感演出、米国安倍首相に韓国と仲良くしろと言ってくる。安倍氏支持に従う。これで盛り上がっていた反朝鮮の動きどうなる。ロボットか独自か

2013年5月7日 - 19:23


孫崎享とは相当に日本語に不自由な人らしく、上記のTwitterも何を言いたいのか意味不明だ。「安倍氏支持に従う」は間違いなく「安倍氏指示に従う」のtypoであり、安倍晋三アメリカの指示に従うという意味なのだろうが、「これで盛り上がっていた反朝鮮の動きどうなる。ロボットか独自か」とはどういう意味か。「対米従属派・自主独立派」の二分法ですべてを割り切る「孫崎史観」のイデオロギーに則って考えると、安倍晋三は韓国と仲良くせよというアメリカの指示に逆らって「盛り上がった反朝鮮の動き」に水を差すなと主張しているようにも読める。「ロボットか独自か」はその解釈を補強するものだ。

もちろん上記の解釈は、孫崎に悪意を持つ人間(私)の意図的な曲解であって、安倍晋三歴史修正主義への批判を前提にしていると読むのが普通の解釈だろうとは思うが、なにしろ孫崎の著書『戦後史の正体』自体が歴史修正主義にもとづくトンデモ本である。だからなおさら前の段落のような解釈が孫崎の真意なのではないかとの思いを捨てきれないのである(笑)。


ただ、宋氏が片山さつきを批判したTwitter自体は文句のつけようのない正論であるので、下記にURLを示しておく。

*1:http://www.m-kiuchi.com/2008/11/11/bakawashinanakyanaoranai/

*2:その当時の片山の発言でもっとも腹が立ったのは、2005年の衆院選当選直後に前原誠司を「こいつ」呼ばわりした傲慢な発言だった。財務官僚というのは省内で政治家を日常的に「こいつ」呼ばわりしてるだろうなと思った。