kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

中学生を脅迫する安倍晋三?

11月18日の「きっこの日記」経由の情報。
中学生の意見 匿名の大人が"批判"(動画ニュース STV)
以下引用。

"愛国心"とは、こんな卑劣な"心"なのでしょうか。「教育基本法」改正案について、札幌の中学生が安倍総理に、「反対の声明文」を送ったところ、「匿名の大人」から「抗議文」が届きました。15歳の"自由な意見"に"脅迫"ともとれる批判でした。

(衆院議長) 「賛成の諸君の起立を求めます。賛成多数。よって、この法案は可決されました」
自民・公明与党だけの出席で衆議院を通過した「教育基本法」。ポイントのひとつは、初めて文言になる「愛国心」。賛否が分かれる問題です。
この「改正教育基本法」について札幌の中学校では、女子生徒たちが自ら勉強して、「愛国心を国民に強制するものだ」との結論に至りました。そして、この法案に反対する声明文を安倍晋三総理大臣あてにおととい送ったのです。
(女子生徒) 「自分の国を大切にというのはいいが、間違った方向に進んでいるんじゃないか」「反対の人はしょうがないと思っている。動かないとこのままですよね」
こう話してくれた中学生。実は、きのうの約束では、普通にインタビューさせてもらう予定でした。なぜ、取材が匿名になったのか。

(抗議のメール) 「安倍首相に送った中学生の意見書は何だ?お前ら、学校で何を教えているんだ」

この彼女たちの行動を知った一部の大人が、彼女たちに対する脅迫ともとれるメールを匿名で送りつけてきたのです。
(教頭) 「生徒が自分で関心を持って意見を表明したのは素晴らしい。いろいろな意見を封じ込める残念な反響だ」
この学校では、生徒それぞれが意見を書いたカードを送る準備もしています。生徒たちが自分で考えて「押し付けだ」と感じた教育基本法改正案。「愛国心の強制」どころか、「言論の自由」さえも封殺しようという大人の行為に、15歳の心は深く傷つきました。
法案についての「賛成」「反対」があるのは当然だと思います。15歳の彼女たちは自分たちで考えて、著名もつけて安倍総理に反対の意思を表明しました。ところが、それを知った一部の大人は「匿名」で彼女たちを批判した。あまりにも卑劣ではないでしょうか。
(2006年11月17日(金)「どさんこワイド180」)

最初は「きっこの日記」を読み飛ばしてリンク先の動画を見て、一丁上がりにしていたのだが、「きっこの日記」を読み直して鋭い指摘があることに気づいた。

因果関係は分かりませんが、小泉総理や安倍総理を批判すると、なぜか、右翼から脅迫の電話が掛かって来たり、実家を燃やされたりした前例がたくさんあります。
しかし、この中学生たちは、安倍総理に宛てて自分たちの意見を送ったのです。
それなのに、安倍総理以外の人から脅迫文が送られて来たと言うことは、いったいどう言うことなのでしょうか?
安倍総理に宛てた手紙でも、その内容が反対意見などであった場合には、相手を脅迫する部署にでもその手紙が回されるのでしょうか?

このニュースでは、「生徒たちの行動を知った一部の大人が」などと言っていますが、それは証拠がないからです。
普通に考えてみたら、安倍総理に手紙を送ったのが2日前なのに、次の日には脅迫文が届いたのですから、どんな立場の人間の仕業なのかは一目瞭然でしょう。
(「きっこの日記」 2006年11月18日「中学生を脅迫するアベシンゾー」より)

鋭く気がつくきっこさんと、「きっこの日記」に明記されているのに読み飛ばす私の落差は大きい(ため息)。